NEXT吉祥寺の今後

吉祥寺の将来像を概略的に描いた「吉祥寺グランドデザイン」に基づいて定められた「NEXT吉祥寺」は、すでに後半の展望計画の時期に入っています。駅の南北通路や北口広場の整備などハード面の事業が進んできた中で、これからどのようなまちづくりを進めるのか、吉祥寺はとても大切な局面を迎えています。

現時点で重要と思われる点についていくつか私見を述べたいと思います。

harmonicaまず、ハモニカ横丁についてです。これまでの市の計画では、防災上問題のある地区とされ、存続には否定的な視点から議論されてきました。しかし今の吉祥寺の中でハモニカ横丁は人気スポットのひとつです。それは市の観光機構への取材の申し込み件数の比較などからも明らかです。ハモニカをなくすのではなく、横丁の面白さを活かす方向性へと転換すべきです。防災上も含めどのようなことが可能か、創造的な政策形成を進めましょう。

isetan次に、「ひろば」についてです。以前からまちの中心にゆっくりとくつろげる場所の創出を求めてきました。最近では東京都でも丸の内などに道路を使ったカフェが検討されています。コピス吉祥寺の前の元町通り全体をオープンカフェにして、まちをめぐる中心的な場所とすることを、改めて提案します。少なくとも休日はトラックなどの進入を終日ストップすることが必要です。全国に先駆けて進められている「荷捌き対策」をさらに前進させることも大切です。

「住まう人々にとっての吉祥寺」という視点を以前から訴えてきました。たとえば「子どもたちにとっての吉祥寺」はどんな街なのか、「高齢者にとっての吉祥寺」とは、など商業の視点だけでない問題提起と議論をすべきです。ともすると商業イベントへの補助金の多寡が焦点となるような現状を変え、視点を大きく広げなければ、街の未来像は描けません。たとえば駅南口にある公会堂の建て替えなども、そのような議論の中から方向性を見出すべきです。

そのための方策として、「吉祥寺会議」を提案します。商業者だけでなく住民も主体となり、街にかかわる企業や病院などに加えて都市政策の専門家も入って、総合的な観点からエリアマネジメントに取り組むのです。

NEXT吉祥寺が広い視野をもって深化されることを願い、発言していきたいと思います。