○13番(山本あつし君)  それでは、2番目の一般質問をいたします。件名は吉祥寺のまちづくりについていう内容で、今回は出させていただきました。大きく9点あります。1番目から順次始めていきたいと思います。


 まず公園です。これはコロナ禍でいろいろな課題が出てきたときにも申し上げましたけれども、公園という空間は、住民と、そして来街者、市にお越しになった方たちが共に過ごせる空間として、ますますその大切さを増しているというふうに考えています。そこで吉祥寺に関係すると思われる公園について、現状と今後の方向性を伺っておきたいと思います。


 旧赤星邸、これも具体的にどうするか、検討が始まっているというふうに思っています。ここなどは、確かに多少吉祥寺の駅から離れているということはあるかもしれませんが、ここにいいものができると、長い目で見て、これは吉祥寺のまちの中にある一種のランドマークとして、非常に大きな役割を果たすことができるのではないかというふうに考えています。ですので、大切に造っていっていただきたいということをくれぐれもお願いしておきたいと思います。この現状と今後について伺っておきたいと思います。


 旧メリノール、これも住宅街の真ん中にある場所として非常に大事な場所だというふうに思いますので、大切にしていただきたいと思います。


 吉祥寺西公園についても、これは前から申し上げてきましたが、中道通りのちょうど行った先にある場所として、商業という観点からも、そしてコミュニティという観点からも、両方から非常に大切な場所だというふうに思っています。あの南側にあるお店との関係性も含めて、今後いろいろな工夫の余地があるのではないかというふうに思っていますが、御見解を伺いたいと思います。


 それから井の頭公園、井の頭池、両方です。これももちろん吉祥寺のまちのしつらえにとっては非常に大事な問題ですが、これも少しずつ動いています。かい掘りというのは非常に大きかったと思うのですけど、現状と今後について伺いたいと思います。


 以上が1番です。


 2番、重層的コミュニティの展開に向けて注目される事業として、平井医院の跡地の問題と、それから本町コミセンの更新の問題について伺っておきたいというふうに思います。


 平井医院の跡地の問題については、これは土地を寄付していただいてから10年ぐらいになるのかな。かなり長い時間かかっていて、検討についても随分丁寧にいろいろな検討を重ねていただいているというふうに思っています。そして、今のところ出されている方向性については、基本的にはよく考えられた案ではないかなというふうに僕は思っています。ちょっとこの前の総務委員会の議論を聞いていて、基本的な考え方について、議会側の誤解があるのではないかなというふうに思ったりもしていますので、ここはよく説明しながら、いいものを造っていっていただきたい。


 本町コミセンについても、これは後で述べますが、あの地区のいろいろなまちづくりが今動き始めている中にあって、本町コミセンの更新ということが現実的なテーマとして挙がってきているというふうに思います。これについても、現状と今後について伺っておきたいと思います。


 両方に共通する問題というのは、やはり平井医院の問題もコミュニティに関係することだというふうに考えています。重層的コミュニティというふうに私どもが言い続けてきたということは、コミュニティを、コミセンあるいはコミュニティ協議会というものだけで考えることは、もう今の状況の中においては、やはり間違っているのではないかと考えているからです。あの平井医院の跡地の利用の問題についても、これは旧来のコミュニティ協議会に加えて、新しい人のつながりや新しい運動を起こしていくという意味で、とても大事なのだというふうに僕は考えています。そして本町コミセンについても、これを更新することを通じて、次世代のコミュニティの在り方を議論する、大変いい機会になるだろうというふうに思っています。


 ですので、この辺りについては僕は、一つ一つは小さな事業ではありますけれども、大切にしていっていただいて、吉祥寺全体のコミュニティの在り方ということを考えていくきっかけにしていただきたいと思っておりますので、御答弁をいただきたいというふうに思います。


 大きな3番です。コロナ禍で再認識された文化事業の継続の大切さを踏まえ、公会堂の更新の方針を伺っておきたいと思います。抱える諸課題をオープンにし、まちで共有してはどうかというふうに考えています。公会堂の問題については、大ざっぱに言うと、非常にいろいろな困難性を抱えている事業だというふうに思っています。なかなか難しいです。以前から周辺の建物の再開発、そういうことがいろいろと言われていますし、単独での建て替えを主張とする方もいらっしゃるわけですけど、いずれにせよ周囲の状況の制約が非常に大きい中で、これをどうやるのかということについてはなかなか難しいというふうに思っています。


 問題は、その難しさはどこにあるのかという具体的なことを、もっとみんなで共有したほうが早いだろうというふうに僕は思っています。そこがきちんと共有されないとなかなか動かしにくい問題であるということを前提として、どうやってこれを解決していったらいいのかという、この大前提が共有できないでいろいろな議論をしても、これはなかなか難しいです。ですので、抱える諸課題をオープンにして、まち全体で共有しながら、さあ、どうしますかということをきちんと議論すべきだというふうに思っています。


 また、これはちょっと別の観点ですけれども、シアター、美術館、それから吉祥寺図書館の現状と今後の事業展開については、つまり先ほどのコミュニティの問題や公園の問題と共通するわけですけれども、これらの施設の活動というのも、僕は吉祥寺のまちづくりという意味では、大変大きな要素を占めているだろうというふうに思うのです。ですので、後で述べますけれども、道路をどうするとか、あるいは広場をどうするとか、まちづくりというのは、とかくそういうところで語られがちですけれども、私は武蔵野市のまちづくり全体の問題としては、吉祥寺のシアターの存在、あるいは美術館の存在、そして図書館がどういうふうに地域との関係性の中で活動しているのかということも、とても大事な問題だと思っていますので、そこもそういう視点から御答弁をいただきたいと思っています。


 4番、住みたいまちにとっては、子育て環境の整備、そして地域との融合が欠かせないというふうに考えています。きらめき保育園の現状と今後の展開を伺います。


 また、吉祥寺南保育園、そして東保育園の建て替えのプロセスにおいて、地域とのつながりを豊かにする策について伺いたいと思います。


 0123吉祥寺についても、同様の視点から今後の方針を伺っておきたいというふうに思います。


 子育て施設も先ほどから述べている観点で見た場合に、地域の中にある存在として、地域とのつながりをどういうふうに育んでいくのかというのがとても大事だと思っています。あえて申し上げますと、きらめき保育園の建てつけです。この建物の在り方については、率直なところ、僕はあまりいいと思っていません。これは、はっきり言って非常に閉鎖的な建物になってしまっているということがあると思います。


 それはこれができる経緯があり、もしかしたら地域の方たちからそういうふうにやれと言われたという面もあるかもしれません。声が聞こえないようにとか、あるいは姿が見えないようにとかと言われたということはあるかもしれないと思っています。僕はそれはやはり長い目で見て、武蔵野市の地域と共に育んでいく子育てということを考えると、間違いだというふうに思っています。


 ですので、考えていただきたい、あるいはみんなで考えてほしいのです。子育て施設を、子どもの声が聞こえないような形で造ることがいいのですか。学校を建て替えるときに、子どもの声が聞こえないような学校にするということが必要なのですか。地域の中における学校や保育園の在り方というのはどういうものなのですかということを、僕はきちんと考えるべきだというふうに、特にこの時代だからこそ思っています。


 そういう意味では、きらめき保育園が今後、地域との関係性をどういうふうにつくっていくのかということに注目していますし、同様に南保育園や東保育園の建て替えにおいても、そういうことがきちんと生かされていくように望んでおりますので、御答弁をいただきたいと思います。0123についても同様です。これは別に建物の話ではないですけど。


 そういう意味では、南保育園とか東保育園というのは割合と地域に溶け込んだ格好になっていて、普通にあそこにあるのです。結構いいと思います。外からも見えるし。路地に入るときちんと中が見えるような格好になっていて、これは僕は逆にそれがすごくいいのだというふうに思います。


 5番、介護、あるいは健康の分野についても、住環境の整備では欠かせない分野だというふうに考えています。本町在支、ゆとりえ、北町ナーシング、それぞれにおいては、コロナ禍での新展開もあるというふうに聞いています。ケアとコミュニティの連動が大切だというふうに思っています。現状と方針を伺っておきます。


 また、健康課や健康づくり事業団の吉祥寺関連の事業を伺っておきたいと思います。


 子育てと同様に、まちづくりという観点で見た場合に、いわゆる介護、そして健康の事業についても、どのように地域とのつながりが深められているのかというのが大変大事だというふうに思っています。ゆとりえが建設当初から地域との話合いを踏まえて造られて、今に至るまでいろいろな形で地域との融合を目指す事業を展開しているということは、もう御承知のとおりです。実は今回いろいろ取材していると、本町在支でも、あるいは北町ナーシングでも、同様に新しい展開があるというふうに聞きました。これはすごく大事なことだというふうに思っていますので、現状と方針を伺っておきたいと思います。これもまちづくりという観点で総合的に考えた場合に、とても大事な点だというふうに思っています。


 6番、商業地の更新について、課題と市の方針をできるだけオープンに共有することを求める。1つ、分譲マンションの耐震化、あるいは建て替えの問題について、法整備、国や都の取組の現状と市の方針を伺っておきたいと思います。今後、老朽化したマンションの特に建て替えについては、非常に大きな課題になってくるというふうに思っています。たしか武蔵野市内では、古いマンションがきちんと建て替わった例というのはこれまで一件もないのではないか、僕はそう記憶しています。大変困難な問題になってきていると思います。


 その中で法体系も変わってきています。法律も変わってき、徐々にこれからどうするのだという議論が進んできているというふうに思っています。ですので、そこら辺についてきちんと、国や都の取組をどう見ていて、市はどうするのかということを伺っておきたいと思います。


 駐車場問題への取組、駐輪場問題への方針など、市からの側面支援は積極的に進めることを求めたいと思います。マンションや商業施設のいわゆる駐車場付置義務、あるいは駐輪場付置義務の問題については、時代と合わない点もいろいろ出てきているというふうに思います。これらについて、これを市が代わってやってあげるということはできないわけですけど、側面支援はとても大事だというふうに思っていますので、見解を伺いたいと思います。


 借地の地代、あるいは更新料などの課題についてオープンな議論が必要ではないかと思いますので、見解を伺いたいと思います。


 吉祥寺の商店街及び商店会の最近の動向を、念のために伺っておきたいと思います。実店舗の商店街のポテンシャルの変化を受けた自然な商店街の変化は、望ましい姿ではないかというふうに考えています。ここについても、この間、出店支援金の問題等を取り組んでこられて、まちが変わっていくけれども、空いているばかりではなくて、撤退されたところの後には新しいお店が入ってきて、自然に変化していくということは、僕はすごくいいことだというふうに思っているし、望ましい姿ではないかと思っています。この辺の状況について、コロナ禍での取組がいろいろあるでしょうから、そこも踏まえて伺っておきたいと思います。


 7番、交通問題についてはどのような絵を描けるかを注目しています。荷さばきや通過交通の課題については不断の取組が大切だと思います。方針を伺っておきたいと思います。


 抜本的な交通体系の再構築に際しては、今後の時代の変化を見ることが大切ではないかというふうに思います。今後の取組を伺っておきたいと思います。


 三鷹の北口の件で、基本的な交通問題についての大きな意味での考え方は示されたというふうに思っています。抜本的に本来であればこういうところまで必要ですということを出していただくのは、僕はいいと思います。ただ、それと現実とのギャップがあることについては、当然のことだというふうに思います。それが、そう言ったからといって、あしたにでも実現できることもないということも、まちづくりとしては当然のことだというふうに思います。


 大きな必要性というか、公共課題を明らかにしながら、現状を踏まえて具体的に取り組んでいくという意味では、三鷹の北口の現在これまで行われている考え方や取組というのは、大変僕らにも分かりやすいというか、考え方が整理されてくることだというふうに思います。吉祥寺についても、やはり大きな課題は課題として、こうあるべきなのではないか、こういう公共課題があるのではないかということ、それはもうきちんと大胆に示していただいていいだろうというふうに思います。


 ただ、だからといって、それが向こう数年で実施されるということはないわけですから、それはそれとして、ではそれに向けてどういうふうに具体的な課題を解決していくのかと考えれば、問題は別に共有できる話だと思っていますので。その際に抜本的な取組について考えるときには、今後の時代の変化を見ることは大切ではないかというふうに思っていますので、御見解を伺いたいと思います。


 8番、この間の幾つかの問題について。本町1丁目の駐輪場売却購入問題について、現状と今後の展望を再確認したいと思います。吉祥寺南口駅前地区再開発準備組合の現在の状況について、どのように認識しているかということを伺いたいと思います。


 先ほども述べましたが、イーストについては、この本町1丁目の駐輪場の売却と新しい土地の購入ということがあったおかげで、物事が動き始めているというふうに思っています。本町コミセンの建て替えに至るまでのいろいろなプロセスがあるだろうというふうに思いますが、基本的にあそこが動き始めているということは大変明るい話題だと思っています。ぜひ、この現状と今後の展望を再確認したいと思います。


 最後に、総合的なまちづくりを言葉にして表現するということについて。いまだにまちづくりというのを狭く捉える考え方は根強いと思います。しかし、吉祥寺についてはこれまで触れてきたような多様性、そして総合力、そして自然な変化ということが鍵になると考えています。見解を伺いたいと思います。


 こういう中にあって、吉祥寺グランドデザイン2020との連続性をどのように意識しているか、見解を伺いたいと思います。
 公共的な課題を抽出し、適切で持続的な事業実施を求めたいと思います。見解を伺いたいと思います。


 庁内においても、従来の役割分担を常に再編しつつ、総合的な見地と体制で臨んでほしいと思います。つまり、まちづくりというのが極めて総合的なテーマだというふうに考えた場合に、公園の問題から始まって、コミュニティの問題、子育ての問題、介護や健康の問題等を全て包含したような形でのプランニングと物事の進行というのは、とても大事な問題だと考えています。そういう意味では、庁内においても、物の考え方、それから人の配置の仕方というのは、時代に応じて当然変わってくるだろうと。特に今の時代はそうだろうというふうに思います。ですので、都市計画の専門の方、建築の専門の方、土木の専門の方、それぞれいらっしゃるわけです。その人たちのお力がそういう総合的なまちづくりの中において発揮される環境を、どうやって整えるかということがすごく大事かなというふうに思っていますので、御見解を伺いたいと思います。


 第六期長期計画・調整計画の策定において、この吉祥寺の総合的なまちづくりについて、1つは長期的、抜本的な課題の提示、それから計画期間レベルでの具体的な展開など、市の見解と方針をみんなに分かりやすく、そして具体的な言葉にして表現して、市民と事業者との共有を図ることを求めたいと思います。


 以上です。よろしくお願いします。


○市 長(松下玲子君)  山本あつし議員の一般質問に順にお答えをいたします。大きく9問質問がございました。


 まず、1問目の公園についてです。旧赤星邸につきまして、建物は有形登録文化財の登録手続を進めているところです。秋頃には有識者検討会議を設置し、1年程度かけて、土地と建物の一体的活用に向けた検討を進める予定です。また並行して、一時的な公開やアンケートの実施、市民とのワークショップ開催などを予定しており、幅広く市民意見等を伺っていきたいと考えています。


 旧メリノールです。公園空白地域であり、災害時の延焼防止の観点からも、オープンスペースの確保が課題であるこの地域に、既存樹木を生かした公園緑地の整備を進めるものであります。昨年度は都市計画緑地としての位置づけを行い、今年度については公園整備に先行して防火水槽の設置を行います。公園整備は次年度以降に入る予定です。


 吉祥寺西公園です。吉祥寺エリアとしてはまとまった面積があり、広場、防災機能を有する貴重な公園です。平成15年に開園以降、市民や来街者の憩いの場として親しまれており、また地元商店会や防災組織が利用しています。コロナ禍で公園の利活用が見直されており、今後はさらなる有効活用も視野に入れた検討が必要であると考えています。


 井の頭公園、井の頭池は、東京都建設局西部公園緑地事務所にヒアリングを行いました。平成25年から29年にかけて、かい掘り作業を3回実施してきました。現状は水質が向上し、絶滅危惧種と言われたイノカシラフラスコモが復活するなど、健全な状態に近づいてきています。一方、外来種であるコカナダモの発生により在来種に影響を及ぼしており、撤去作業等を行っていると伺いました。現時点ではかい掘り作業を行う予定はないそうですが、水質や生態系について観察を行いながら対策を検討していくとともに、外来生物問題等の啓発活動を継続していくとのことでございました。


 続きまして、2問目の御質問です。旧平井医院跡地を含む吉祥寺東町1丁目の市有地につきましては、令和2年3月に報告を受けました有識者を含む利活用検討委員会の提言内容を実現するため、令和3年9月より庁内にて検討を進めてきました。今後は、令和4年5月12日の総務委員会にて行政報告を行いましたとおり、市有地貸付けにより事業を行っていく方針の下、公募により民間事業者を選定するための審査委員会を設置する予定です。


 次に、本町コミュニティセンターにつきましては、エレベーターがないというバリアフリーの課題のほか、給排水管などの設備の老朽化や前面の区画道路を拡幅する必要性など、複数の課題を抱えており、早期の施設更新が求められております。昨年度に策定したコミュニティセンター整備計画においては、吉祥寺イーストエリアの駐輪場の集約が進展する見通しを踏まえ、本町コミセンは、本町1丁目23街区地への移転について具体的な検討を進めると定めたところです。


 続きまして、3点目の御質問です。武蔵野公会堂につきましては、昨年度までに実施した健全度調査や耐震診断の結果、耐震性は法的な基準を満たしているものの、給排水管などの設備の劣化が相当程度進んでいることが確認されました。従来からのバリアフリー面の課題とともに、改善に向けた対応を急ぐべき状況となっています。


 こうした状況を受けて昨年度策定した文化施設整備計画では、公会堂の更新方針について3つの案を示しており、今年度設置した有識者会議において助言をいただくほか、ワークショップやアンケートなどにより市民意見を伺う中で、妥当性を改めて確認し、次年度末に策定予定の基本計画において決定していきたいと考えています。また今年度は並行して、パークエリアの将来像の検討を進めるため、それぞれの事業で連携を図りながら、目的や課題などについて幅広く市民への周知を図っていきたいと考えております。


 吉祥寺美術館、吉祥寺シアターについては、コロナ禍を経て、文化施設の運営は、より多くの人に来館してもらうだけでなく、オンラインでの発信やアウトリーチ型の取組が一層求められるようにもなっています。吉祥寺美術館、吉祥寺シアターでは、アール・ブリュットをはじめ、様々な事業でフェイスブックやユーチューブでの発信に取り組むとともに、吉祥寺ファミリーシアターなど多彩なアウトリーチプログラムを実施しています。今後も吉祥寺の名のつく公共施設として、地域の様々な方々と連携しながら、まちの魅力を生み出し、発信し、活性化につなげていきたいと考えております。


 続いて、4点目の御質問です。吉祥寺きらめき保育園につきましては、令和2年の開設以降、運営主体である子ども協会と共同で、定期的に近隣世帯との意見交換の場を設け、運営の状況や課題への対応について認識の共有を図るなど、地域住民に御理解をいただけるよう努めています。


 南保育園の建て替えにつきましては、令和3年6月に策定した整備方針に基づき検討していきます。今後具体的な内容が決まり次第、適時近隣住民へ情報の提供、説明を行うとともに、地域と調和した施設となるように努めていきたいと考えております。


 また東保育園については、子ども協会と協議をしながら、南保育園と同様に進めていきたいと考えております。


 0123吉祥寺は、子ども・子育て支援法に基づく利用者支援事業基本型の実施施設であり、ひろば事業を中心として、利用者支援と地域連携で事業を実施しています。利用者支援専門員が配置されており、地域のコミュニティセンターでコミセン親子ひろばを月1回の頻度で開催しており、地域へのアウトリーチを行っています。また、地域とのコラボ企画や先輩ママと利用者をつなぐ0123支え合いネットワークの構築を行うなど、地域連携事業を行っています。今後も、地域とのつながりを大切にしながら子育て支援に取り組んでまいります。


 5点目の御質問です。新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、吉祥寺本町・ゆとりえ・吉祥寺ナーシングホーム在宅介護・地域包括支援センターにおいて、地域活動団体やボランティアと連携した、高齢者のフレイル予防のための新たな活動が展開されています。例えば、地域福祉の会と連携した、近隣の公園で地域の方が参加する公園ラジオ体操などの取組があります。そのほかにも、地域福祉の会が中心となった認知症カフェの開催や、地域の有志によるオンライン会議を立ち上げ、意見交換や地域の情報交換を行い、具体的な活動につなげるなどの取組もあります。


 コロナ禍で地域活動を自粛し、高齢者のフレイルの進行や認知機能の低下が懸念される中、まちぐるみの支え合いによる取組が行われております。今後もこのような地域活動を支援してまいります。


 健康課では、生活習慣病等の予防に関して正しい知識の普及を図ることにより、健康の保持、増進に資する健康増進事業として、栄養、歯科、骨粗鬆症テーマに健康講座を実施していますが、令和3年度は歯科と骨粗鬆症の健康講座を吉祥寺地区で実施いたしました。


 健康課や健康づくり事業団の吉祥寺関連の事業といたしましては、健康づくり事業団も令和3年度、吉祥寺地区において、地域団体、グループへの健康づくり支援出前講座、インボディ測定会などを実施しております。吉祥寺地区に特化した事業というよりは、3駅圏で事業を実施する中の一つという位置づけでもありますが、今後も継続していく方向性です。


 続きまして、6点目の御質問です。商業地を適切に更新していくためには、商業地特有の様々な課題があることを認識しています。その中で自治体が取り組むべきことについては、今後も情報を共有しながら、しっかりと進めていきたいと考えております。


 分譲マンションの耐震化につきましては、国の社会資本整備総合交付金や都のマンション耐震化促進事業等の制度と連動し、耐震改修等にかかる費用の助成やアドバイザー派遣等の支援を行っています。一方、今後増加する高経年マンションへの対応として、国はマンションの管理の適正化の推進に関する法律を改正し、東京都は東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例に基づき、管理組合等へ適正な管理を促進する取組を進めています。本市においても、今後マンション管理適正化推進計画の策定や都と連携した管理届出制度に基づく指導助言等について、検討していく考えであります。


 駐輪場の取組は、吉祥寺エリアは小中規模の店舗等が多く存在するとともに、一部は交通規制により車両通行止めとなっていることから、回遊性、かいわい性の高い歩行者優先のまちづくりが進んでいます。一方、当該エリアで一定規模以上の建築を行う場合は、東京都駐車場条例に基づき駐車場の付置義務が生じます。駐車場が建物ごとに整備されますと、価値の高い1階間口の喪失によるまちの魅力の低下、まち並みの連続性や歩行者の安全性の低下、入庫時の停車車両による交通渋滞の発生などが懸念されます。また、地域の実情に合わない駐車場の付置義務は、建物更新が滞る要因の一つと捉えています。令和4年度より、地域の特性やまちづくりの方向性を踏まえ、吉祥寺エリアにおける駐車場整備ルールを検討してまいります。


 駐輪場については、吉祥寺駅周辺の公共駐輪場は、定期利用から一時利用への転換等により、必要な人が必要なときに利用しやすい状況にもあり、また吉祥寺イーストエリアでは公共駐輪場の集約化が可能となりました。一方で、商業が集積するエリアでは、走行自転車と歩行者とのふくそうが課題となっています。今後設置される公共駐輪場は、まちづくりに関する個別計画との整合を図るとともに、駅中心エリアの外周部に配置する等、自転車の走行動線及び駅周辺の歩行環境の確保を考慮し、配置の検討を行ってまいります。民間の付置義務駐輪場についても、隔地誘導等について検討を行ってまいります。


 借地地代や更新料の課題共有化については、建物用途や固定資産税額、相続税、路線価などを踏まえ、土地ごとの個別事情や市場性等を勘案して、個別の契約により設定されるものであると認識をしています。


 吉祥寺地域の商店会の動向については、商店会数は令和4年4月時点で24団体であり、令和3年度に比べて1団体減少しています。コロナ禍の影響を受け、令和2年度から商店会活性出店支援金事業を実施していますが、吉祥寺地域の支給実績は、令和2年度が91件、令和3年度が93件で、その支給実績件数分は店舗の入れ替わりが生じていると考えられます。


 続きまして、7点目の御質問についてです。まち中の荷さばき車両に対応するため、吉祥寺活性化協議会の交通対策・安全対策担当部会において、まち場、運送、駐車場事業者、行政で連携しながら、セントラルエリアを中心とした荷さばき徹底週間による周知活動、荷さばきカード事業、共同集配送事業等を、これまで継続して実施しております。近々6月20日から24日の5日間、荷さばき徹底週間による周知活動を予定しております。


 通過交通の課題につきましては、駅周辺を取り囲む区域内環状道路が整備されていないため、渋滞や通過交通が発生し、吉祥寺東町や吉祥寺北町の一部などでは、幹線道路の渋滞を避ける車両が住宅地内を通過している現状があります。抜本的な取組としては、都市計画道路などの骨格となる道路ネットワークの整備を推進しながら、幹線道路に囲まれたエリアごとに適切な交通処理を検討し、駅周辺や住宅地の通過交通の抑制を図っていきたいと考えております。


 続きまして、抜本的な交通体系の再構築に関しましては、今後の時代の変化という点では、コロナ禍を踏まえた交通需要や暮らし方の変化等を的確に捉え、人を中心としたウォーカブルな空間やオープンスペースの柔軟な活用等、社会変化に対応したまちづくりが重要であると考えます。


 8点目についてです。本町1丁目の当該事業は、18番街区の土地を売却することで取得した27番街区の土地に、東部地区の複数の公共駐輪場を集約するもので、本町コミュニティセンターや消防団第2分団の建物更新、駅至近の歩行環境の改善など、多くの効果が期待されます。今後23番街区の市有地利活用について、庁内関係各課連携の下、本町コミュニティセンターの施設移転等について具体的な検討を進めてまいります。


 続いて、同じく8点目の駅南口再開発準備組合につきましては、平成24年3月に準備組合が設立されて以降、約10年間が経過しました。この間理事会や総会の開催、再開発事例見学会などに加えて、市街地再開発事業の具体的な計画案を作成し、本市に提案されております。一方本市では、市が考える吉祥寺南口駅前のまちづくり方針と現段階では計画案が合致しないことから、交通広場を街路事業で整備するこれまでの方針に変更はないとお答えをしております。


 準備組合の指摘があります地区の課題、歩行者の危険度の高い駅前空間や連続する防災性の低い老朽建物、来街者が利用できる滞留空間の不足、十分な歩行者空間の欠如は、本市も喫緊の課題であるという認識は持っております。


 続いて、9点目の御質問です。この中で幾つか細かく御質問がありましたが、まとめてお答えをいたします。2020年に策定した吉祥寺グランドデザインでは、回遊性の高さや歩く楽しみなど、これまでに育んできた吉祥寺のよさを継承するとともに、吉祥寺が幅広い受容力と懐の深さに支えられた、多様性あふれるまちであることを再認識しました。2021年に策定したNEXT吉祥寺では、吉祥寺グランドデザインを実現するために、今後10年で進める取組を明確にしました。引き続き同計画に基づき事業を実施してまいります。


 昨今の不安定で不確実な社会状況と相まって、今後はこれまで以上にまちの課題を分野横断的に捉え、行政の所管を超えて取り組む必要があると考えております。第六期長期計画・調整計画の策定においては、策定委員会での議論を踏まえ、伝わるを意識した市民、事業者との課題共有を心がけていきたいと考えています。


 他の質問については、教育長からお答えいたします。


○教育長(竹内道則君)  私からは、吉祥寺図書館の事業展開の特色についての御質問にお答えいたします。吉祥寺図書館は平成30年度のリニューアルを機に、吉祥寺というまちの中にある図書館の役割として、人とまちと図書館のネットワークが形成されることで地域づくりに貢献することを基本方針として掲げています。このことを受けて吉祥寺図書館では、例えば吉祥寺に関する書籍、イベントチラシ、ポスターなどの地元密着情報を展示、発信する常設コーナーの設置をしたり、吉祥寺アニメーション映画祭と連携した受賞作品の館内上映、図書展示を行ったり、武蔵野市開発公社が企画する地域興し事業、吉祥寺かるた作りへの参画、あるいは武蔵野市観光機構のガイドを講師に招いて吉祥寺まち歩きイベントを行うなど、コロナ禍においてもまちの魅力を伝え、向上するような取組を行い、地域の文化活動に貢献しているものと認識をしています。


 以上です。


○13番(山本あつし君)  よくあるまちのランキングについては、僕はどうでもいいとは思っていません。大事な点だと思っています。ただその際に、このランキングを評価する視点が、恐らく時代に応じて変わっていくというふうに思っています。その場合に、当然ですけど、子育ての環境、あるいは介護や高齢者の環境ということも含めて、あるいは文化的な環境とか、全部が入ってくるというふうに思っています。そういう意味では、これからの時代に応じたまちづくりを、やはり改めて総合的に考えていただきたいということで、分野横断的という御答弁がありましたので、そこをしっかり進めていただきたいというふうに思います。


 具体的なところで言うと、旧赤星邸については検討の過程がちょっと時間がかかりそうな感じなので、その間にも、できるだけ見えるような形にしていただけたらというふうに思っています。先ほど見学会とかいう話もありましたけど、そこまでずっと今の状態で閉まったままということではなくて、適宜入っていただいたり見ていただいたりしながらやることがすごく大事だというふうに思っていますので、そこをもう一度御答弁いただきたいと思います。


 それから、時間がないので、子ども・子育て環境の近隣理解の問題については、コミセンとのコラボレーションであるとか、やはり共同事業をやっていただきたい、進めていただきたいということをお願いしておきたいと思います。何かしらやはり地域にとって、そこにあることがどういう意味があるのかということが分かるような形でやっていただくのが、一番いいのではないかというふうに思います。


 それから戻って、平井医院の跡地の問題と本町コミセンの問題については、本町コミセンも、要するに複合的なものになる可能性があります。本町コミセンをもし新しく造るとして、1階をどうするのかとかいう問題もいろいろ考えていくと、いわゆるこれまでにあったコミセンではないものをやはり造るべきだと。初めての事業になるというふうに思います。そういう意味では民間の力、PPPとかPFIとかいうのが武蔵野市では悪者になっていますが、それも含めてやはり考えざるを得ないだろうと。そこの初めて製というか、コミセンの事業に当たって、これは一つの大きな考え方としては大事だというふうに思っていますので、どれぐらいの理解が得られるかということは注目したい。


 それから平井医院の跡地についてもやはり同様です。単独で市の公共施設を造るという話ではないわけですから、そうなると、いろいろな力を借りながら、あるいは活用しながら造っていくということを、本当に議会も市民も経験し、学ばなければいけないだろうというふうに思っていますので、この辺がとても大事な事業だと思っていて、案の定、今回陳情も出ていますけれども、やはり旧来のコミュニティ協議会の在り方を固定的に考えれば、俺たちの話を聞けということになるわけだけど、それはちょっと待って、凍結なんて言わないで広く市民の意見を聴いたほうがいいですということだと思うのです。


 コミュニティに新しいものを付け加えていくことによって、全体として豊富化していくのだということであるので、旧来の協議会の枠にとどまっていてはやはり駄目だろうというふうに、はっきり言って思っています。ここは恐れずに進んでいただきたいということをお願いしておきたいと思います。


 昔に戻らせては駄目だし、この間のコミュニティの問題でずっと議論になっているのは、旧来のコミュニティが、全市的にやはり機能不全を起こしているのではないかということが言われているわけですから、それをどうするのかという点で、吉祥寺のこの2つの問題については注目しています。なかなか難しいけれども丁寧に。これがうまくいけば、一つ大きな転換になるのではないかというふうに思っていますので、進めていただきたいということをお願いしておきたいと思います。


 マンションの建て替えとか耐震化の問題については、管理状態の公開が進んでいくということだと思います。管理組合がどれぐらいの管理をしているのかが、みんなに分かるようになってくるということだと思う。それで資産評価につながっていくということだと思っています。ですので、これは市のほうとしても積極的に国や都と協働していただいて、ぜひ進めていただきたいというふうに思っています。


 駅の南口の再開発準備組合については、これはもう市のほうで言ってあげたほうがいいのではないですか。もう解散されたらいかがですかと。本当にそう思います。地権者の方を判こを押して引っ張っているわけですから。これはよくないだろうというふうに思います。あるべき姿を一緒に考えるときに、一旦これは戻して、もう1回考え直す必要は非常に大きいというふうに思いますが、市のほうでそれを言うことはできないかもしれないけど、僕はそういうスタンスがあっていいと思いますので、はっきり言ってあげたほうがいいだろうと。みんな判こを押して拘束されているわけですからということをお願いしておきたいと思います。


 以上です。


○市 長(松下玲子君)  再質問に順にお答えをいたします。御要望もあったかと思いますので、御質問のあった部分についてお答えいたします。


 まず旧赤星邸に関しましては、まだちょっと時間もかかりそうなので、今後、見える形で利活用というか、地域の皆様の要望もかなり強い場所だという認識を私も持っています。あのエリアに行くと、旧赤星邸は今後どうなる、塀はどうなるかしら、中は自由に行き来できるのかしら、それともやはり入り口からかしらなど、様々な御意見や御要望をいただきます。皆さんの関心がとても高いのだなということを感じていますので、先ほどお答えしましたように、これから有識者の皆様から御意見を伺っていきますが、市民の皆様とのワークショップを開催し、公園部分を活用してみたり、どんな使い方ができるのかなというのを、今だからこそできる形で取り組んでいけたらいいなと思っております。


 そして子育て施設、保育園、0123等に関しましても、やはり今後のひろば事業などのアウトリーチの必要性というのは、とても強く思っています。保育園や0123が、常日頃そこを利用する方のためだけではなく、広く市民の子育て支援に資するというような形で、地域に出て存在していることをお知らせする、そこにある意味をお伝えするのも大切な役割であると考えております。


 そして平井邸跡地や本町コミセン。どちらも吉祥寺駅に非常に近いという立地や、これから取り組んでいくに当たっては、従来の枠組み、例えばテンミリオンハウス、コミセン、そうしたこれまでの決まった市の事業の枠を超えるような新しい取組が、今のこのコロナ禍も踏まえて多様化する中、また高齢化に向かっていく中で必要であるというのが、この間様々検討する中で出てきた意見です。そうした新しいことを行う上では、多くの皆様にまた様々御意見もいただく中で、新しいことに挑戦していくのだという思いで取り組んでいきたいなというふうに思っています。


 そしてマンションは御意見として伺って、最後の準備組合に関しましては、先ほどお答えしたとおり、組合の皆様の御要望と市が考えている吉祥寺南口駅前のまちづくり方針との間で、なかなか計画が合致しないという現状がございます。任意組織であります準備組合の今後の在り方について、市としてお答えする立場にはございませんが、よくお話もする中で、吉祥寺駅の南口駅前のまちづくりがこれからお互いにどう協力してできていくのかというのは、話していく必要があるという認識は持っています。


 以上です。


○13番(山本あつし君)  ありがとうございます。了解いたしました。


 繰り返しになりますけれども、まちづくりというのは、何も大きなビルを造ることではない、それから大きな道路を造ることでもないというのは、ますますこの時代の要請からいってはっきりしてきていると思います。


 そういう意味で、今回いろいろ取材をしてみて、例えば本町在支、あるいは介護・健康分野の取組とかというのは、公園を使うことも含めて頑張ってやっていただいているというふうに思いますし、子育ての分野でも新しい展開は模索しているということも含めて、そういうのが実はすごく大事なのではないかと思っていますし、そこら辺でいくと、やはりコミュニティの新しい取組とか、それから赤星邸の問題なんかも含めて、一つ一つは小さなことだけれども、全体としては吉祥寺のまちづくりを前進させる意味で、総合的に考えると非常に大きな動きになってきていると思っています。


 それを分野横断的というふうに言われましたけど、役所の職員の方でも実は吉祥寺のまちづくりと言ったときに、お互いのやっていることはあまり知らないということもあるわけです。そういうことはやはり徐々につくっていっていただきたいというか、これまでは国も縦割りですけど、地方行政も縦割りで来ているわけですが、これからはやはりそれを変えていくことが一番大事なのではないかというふうに思っていますので、くれぐれもそこはよろしくお願いしたいと思います。


 以上です。