2022年10月ニュース

健康福祉総合計画の改定

 2022年9月市議会の一般質問では、健康福祉総合計画の改定について質疑しました。

 生活困窮者自立支援等について

質問(山本あつし)
 生活困窮者自立支援の現状と今後について伺います。また、生活保護受給者が増えているのではないか、現状を伺います。
答弁(松下玲子市長)
 市への生活困窮に関する相談は、令和3年度が884件で、ピークの令和2年度1,341件と比べて減少しているものの、コロナ禍以前の令和元年度367件と比べると、依然多い状況です。
 また、福祉公社が継続的に伴走型支援を実施している生活困窮者の延べ人数は、ピークの令和2年度からほとんど減少しておらず、高止まりしている状況です。
 本年4月以降の生活保護申請件数は、継続的に対前年比で上回っており、7月の申請件数は、平成30年6月以降で一番多い26件でした。今年度に入って以降、生活困窮者として支援を行っていた方からの生活保護申請が増えつつあり、引き続き動向を注視する必要があります。
質問
 市が開設した総合相談窓口の現状と今後について伺います。
答弁
 福祉総合相談窓口は、令和3年4月に生活福祉課に開設し、令和3年度の相談実績は延べ582件で、実人数99人から多様かつ複合的な相談を受けました。福祉総合相談窓口では、ひきこもりの支援も担当しており、今年度はひきこもりサポート事業それいゆで家族支援に力を入れるとともに、他自治体との連携による広域での事業にも取り組んでいます。

 レスキューヘルパー等について

質問
 レスキューヘルパーの現状と今後について伺います。
答弁
 レスキューヘルパー事業は、令和2年度より新型コロナウイルス感染症により支援が必要な場合にも利用を可能とするなど、対象を拡大しています。訪問診療医や訪問看護事業者にも入院調整や自宅療養のための診療や状況確認などをしていただいており、ケアマネジャーなどの介護関係者と連携を取りながら対応いただいていますが、本市の在宅医療・介護連携の取組による多職種間での顔の見える関係が生かされています。
質問
 健康長寿のまちの推進について伺います。
答弁
 コロナ禍による外出自粛等をきっかけに、体力や気力が落ちてフレイル(虚弱な状況)になっている高齢者の方に、外出や健康づくりのきっかけとなるような事業を実施しています。健康づくりや認知症予防、介護予防に関心を持っていただき、個人の継続した取組になるよう、市内6箇所の在宅介護・地域包括支援センターを中心として取り組んでいきます。

誰もが暮らし続けられるまち

 健康福祉総合計画について

質問(山本あつし)
  健康福祉総合計画の改定の進行状況、方向性について伺います。
答弁(松下玲子市長)
 健康福祉総合計画は、地域福祉や高齢者・介護、障害者支援、健康推進など分野を横断する総合的な計画です。
 来年度策定します第4期健康福祉総合計画では、障害のある方でも、高齢の方であっても、その方の尊厳を守りつつ、その社会生活支援や社会参加促進を行うことができるよう、行政、市民、各種団体等と協働しながら実施できるよう検討していきます。

質問
  新型コロナ感染症に対する諸施策の中から、次期計画に引き継がれる内容について伺います。
答弁
 コロナ禍で見えてきた、基礎自治体に求められるセーフティネット機能強化の観点から、施策の振り返りを行うことでさらに明確となった課題については、次期計画策定委員会にて議論をしていく必要があると考えております。

質問
  市の財政援助出資団体の果たしている役割について、例えば武蔵野市福祉公社の活動について、伺います。
答弁
 武蔵野市福祉公社は、昭和56年、全国初となる契約による有償の福祉サービスを開始して以降、住み慣れたところでいつまでもという理念の下、高齢者福祉はもとより、生活困窮者自立相談支援事業、地域子育て支援拠点事業、福祉人材の育成事業等広範な福祉サービスを展開し、令和3年に設立40周年を迎えた歴史と実績のある団体です。まさに武蔵野市の福祉を市と共に担ってきた団体であるとともに、最近では、新型コロナウイルス感染症に関する支援事業に機動的に対応するなど、地域におけるセーフティネットとしての役割をこれまで果たし、これからも果たしていただく団体であると認識をしております。

 誰もが暮らし続けられるまち

 以上、9月市議会一般質問での私の質問と松下市長の答弁の一部を速記録より引用しました(私の責任で要約)。
 この間の変化の特徴としてはまず、新型コロナ感染症の継続によって失業や所得の減少など困難に直面した人たちが存在すること。また、総合相談窓口の開設によって、これまで潜在的にあった暮らしのニーズが顕在化したこと。そして、団塊の世代が75歳を迎える2025年が次期計画の対象年に入り、健康長寿・地域生活という視点がさらに求められること等です。
 それに対して武蔵野市としては、医療と介護の地域における連携の緊密化をはじめとして、他職種・分野横断的な連携を強めることでしっかりと対応を前進させていることを、今回の質疑で確認しました。また、高齢者も障がいのある人も生き生きと地域で暮らし続けられる仕組み・施設の整備も進めており、この点は特に次期計画に期待するところです。
 「新たな課題を解決するために、また新たな社会資源が生まれてきている」(市長)の言葉通り、地域包括ケア、地域福祉を前進させている武蔵野市を応援していきます。