2021年9月市議会一般質問議事録

○13番(山本あつし君)  それでは、一般質問を行わせていただきます。


題名としては、スポーツ振興等についてということです。


割合と早い段階で、この一般質問の通告を出しました。その段階で、新型コロナ感染症との関係で、どういうふうにすればいいのかなと迷ったところもありますが、あえて先のことを議論すべき時期ではないかというふうに考えて、この通告をいたしました。現状として、今日の時点での僕の考えていることとしても、タイミングとしては、ここから先の議論をすべき時期に来ているのではないかというふうに思っています。ですので、いろいろな意味で前向きの議論をすべきタイミングということを踏まえて、今回の質問をさせていただきます。

 まず、基本的な考え方についてということです。

これは大分世間的にも整理をされてきたというふうに思っています。新型コロナ感染症の広がりとオリンピック・パラリンピック開催問題があり、スポーツにとって困難な時期が続いたというふうに思います。世論の分断ということです。オリ・パラは過度な商業主義に支配されており、また、政権の支持率向上に利用されているとの批判は当然のことであったというふうに私は思っています。つまり、この大きなイベントはお金のためにやるのですか、本来違うよねという議論がかなりありました。それは、やはり違うよね、本当はそうあるべきではないよねというところに世論は行ったと思います。そして、政権の支持率向上、つまり、この大規模なスポーツイベントはお国のためにやるのですか、それも違うよねという議論に収れんされているというふうに僕は思っています。そういう意味では、この大きなイベントのプロセスを経て、世論は行き着くべきところに行き着いた、あるいは比較的正しい結論を見いだしたのではないかというふうに僕は思っています。これは、今後のスポーツあるいはスポーツイベントの開催に向けては重要なプロセスだったというふうに思っています。オリ・パラ開催、その上で、あるべき地域スポーツを追求し振興を図ること、これが今後の自治体の役割であるということ、まあ、これまでもそうだったかもしれません。それについて、市長の見解を伺っておきたいと思います。

 特にパラについて、まあ両方ですけども、財務省のほうは既に、オリ・パラが終わったら振興財源は減らすよということを明確に言っています。つまり、イベントに向けて、メダル獲得の可能性のある競技あるいは選手に大幅に財源をつぎ込んで行われてきた、この間のオリ・パラ振興予算については、来年度以降大幅な削減を余儀なくされるだろうというふうに考えております。その中で、自治体の役割として、これから、本来あるべき地域スポーツについてどうやってしっかりやっていけるかということが大変大事だというふうに思っておりますので、御見解を伺っておきたいと思います。

 オリ・パラ開催準備の過程で次々とあらわになった社会的な排除、あるいは差別的価値観の克服については、これからのスポーツ振興全体に関わる基本的なテーマであるというふうに考えています。パラリンピックの閉会式で、多様性ということが非常に強調されていました。しかし、実際にこの間、オリ・パラ開催の過程で明らかになった運営主催側の論理というのは、どうもそれとは違っていたということが、大変僕は違和感を持って閉会式を見させていただきました。ですので、全てはこれからだということだと思います。一応その考え方を提起はした、提示はした。でも、それを社会的に実体化していくというのはこれからの課題だというふうに思っておりますが、その点について、市長、教育長の見解を伺っておきたいと思います。

 大きな2番目、オリ・パラのレガシーについて。

市における取組を踏まえ、オリ・パラのレガシーについてはどのように考えるか、正反両面から見解を伺いたいと思います。

 2番、オリ・パラへの取組の結果を次へと生かすべきと思います。現在どのような検討がなされているか、伺いたいと思います。

 大きな3番、コロナ感染症の影響について。

 1番、昨年来の新型コロナ感染症の広がりと度重なる緊急事態宣言によって、市のスポーツ関連事業あるいは市民スポーツはどのような影響を受けたか、量的、質的にその概略を伺っておきたいと思います。かなりの影響を受けていると思いますが、どういうふうに考えているかを伺いたいと思います。

 2番、ワクチンによる集団免疫獲得は、他国を見てもなかなか難しいような状況にあります。感染症と共存しつつ、地域スポーツの振興を図っていかなければならない状況にあるというふうに思います。諸施設の使用、イベントの開催など、多岐にわたる検討が必要だというふうに考えていますが、前向きに考えて、どのような考え方で臨むのか、見解を伺いたいと思います。

 大きな4番、スポーツ振興計画について。

 1、現在、第二期武蔵野市スポーツ振興計画の策定作業が進められております。この進行状況と今後の見通しを伺いたいと思います。

 2番、策定作業の主な論点を伺いたいと思います。オリ・パラのレガシーの点、コロナ感染症の影響の点など、市民意見にも耳を傾けてアップデートされるものと考えております。見解を伺いたいと思います。

 3番、先ほど述べた現情勢を踏まえ、全般的に積極的な計画とすることを求めたいと思います。また、オリ・パラ準備過程で表面化した価値観の問題について、方向性を明確に出すべきだと考えています。見解を伺います。

 大きな5番、総合体育館、プールの改修について。

 1、武蔵野総合体育館、プールの改修に向けた検討作業が行われているというふうに聞いています。進行状況はどうか、また、今後のスケジュールを伺っておきたいと思います。現時点で、現状の施設に対して、あるいは改修に対して寄せられている市民意見があると思います。これはどのようなものがあるか、そして、改修に当たっての論点をどのように考えているか、見解を伺いたいと思います。

 3番、公共施設等総合管理計画の改定も進んでいます。現計画の公共施設の床面積削減のドグマがスポーツ施設改修に影響を与えることはないというふうに考えていますが、念のために見解を伺います。先ほど述べた現情勢を踏まえ、前向きな改修となることを求めたいと思います。見解を伺いたいと思います。

 これは、特に総合体育館については、建てる段階で随分議論がありました。要するに、お金のかけ過ぎではないか、あるいは1か所にこんな立派なものを造る必要があるのか等々の議論があって、賛否両論激論が交わされた結果として、当初の市長が今のようなものを造るという判断をしたわけです。そこから時間がたち、ちょうど改修の時期を迎えているという御答弁が、先ほど市長からも深沢議員の質問に対してありました。この改修というのは、僕は大変いい機会、あるいは大事な機会だというふうに思っています。この30年間の施設の在り方はどうだったのか。それから、市民スポーツとの関係ではどういう役割を発揮され、足らないところはどうなのか、そういうことを、ちょうどオリ・パラもあったし、コロナ感染症もあったしという中で、振り返って考えるいい機会ではないかというふうに僕は思っています。つまり、30年分の総括を、この間のいろいろな議論を踏まえてやったらいいというふうに思っています。そして、これまでの成果を生かすべきところは生かす、変えるところは変えるということを大胆にやったらいいというふうに思います。当時の建て方が僕は決してよかったというふうには思っていません。そして割合と、当時の情勢ですから、いわゆる箱物行政的な面も多々あったというふうに思っています。しかし、現状で考えれば、たくさんの市民が利用をし、なくてはならない施設になっているということも事実です。それを踏まえると、基本的に、いいものを残しながら、変えるところは大幅に変えていくということがあり得るのだというふうに思っておりますので、これは、市長の大切な仕事としてぜひ大きくやっていただきたいというふうに思っていますので、御見解を伺いたいと思います。

 6番、市民の健康寿命の延伸について。

 1番、健康寿命の定義をまず伺っておきたいと思います。そして、武蔵野市民の健康寿命というのは一体何歳なのか、また、その変化はどうなっているのかということを伺っておきたいと思います。

 2番、来年度から健康福祉総合計画の改定作業が始まります。第六期長期計画の調整計画の策定もちょうど並行して進むことになります。健康福祉総合計画はスパンが6年、そして調整計画は一応10年ということになります。その中で、先ほどから申し上げてきたスポーツの振興は、市民の健康寿命延伸とも深く関わっていると思います。見解を伺いたいと思います。

 3番、団塊の世代が後期高齢者、75歳になる2025年問題が諸計画の対象年度にいよいよ入ってきます。これは以前から介護保険の分野でも、そして全体のまちづくりの分野でも、2025年問題というのは非常に大きなポイントになる、メルクマールになるとしてあるというふうに意識をされてきたことだというふうに思います。そして、この世代にとって健康寿命延伸は大きな関心事であり、市政全般でも重視をすべきであるというふうに考えています。この世代というのは、日本の社会の中では、ある意味新しい世代、時代を画する世代だというふうに思います。ちょうど東大の入試が中止になって、あの今の国の、(発言する者あり)会長、尾身さん、あの人も東大入試が中止になって入れなくて、横へ行ってまた入り直したということを、ああそうなのだと思ったのだけど、あの世代です。今の日本の社会の中で非常に重要な位置を占めて仕事をしていらっしゃる世代というのが、まさにこの団塊の世代ということになります。そして、いろいろな社会的な変化を経て日本の社会を支えてこられたわけですけども、この人たちが今後どうしていくのかというのは、僕は非常に大きな、問題というといけないですね、日本の社会を左右することだというふうに思っています。

 そして、この世代にとって健康寿命の延伸は大きな関心事であり、市政全般でも重視すべきであるというふうに思います。これは当然のことながら、この人たちというのは、例えばランニングをしたり、テニスをしたり、水泳をしたり、そういうことに非常に関心の高い世代でもあり、そして、自分たちがどうやってこれから生きていくのだということについてもいろいろと考えていらっしゃる世代だというふうに思っています。ここをどうやってつかんで一緒にまちづくりをしていくのかというのは、非常に大きな問題だというふうに思っています。ですので、この点についてどういうふうに、一種ターゲットを見て政策を出していくのかということが大事だというふうに思っていますので、見解を伺っておきたいと思います。

 4番、市政の諸政策を総合して健康寿命延伸の具体的な目標を掲げるべきであり、健康福祉総合計画に明記すべきだと考えております。見解を伺いたいと思います。

 最後に、総じて、オリ・パラを終え、コロナ禍、ワクチン接種の現状を踏まえ、スポーツ振興についてアクセルを踏む時期と考えています。市長、教育長の基本的姿勢について改めて伺いたいと思います。
 以上です。

○市 長(松下玲子君)  山本あつし議員の一般質問に順にお答えをいたします。

 まず、スポーツ振興等の最初の御質問、基本的な考え方、オリ・パラのレガシーについて、まとめてお答えをしたいと思います。様々、社会的排除の克服や差別的価値観の克服について、重要な課題であるというふうに認識をしております。人権が守られて、一人一人の多様性が認められ、誰も排除しない支え合いのまちづくりを推進していくということを、第六期長期計画にも、その基本目標に掲げております。大きな目標を掲げながらも、一つ一つ、では実際に何か直面したときに、本当にそれが実現できるのかということで、気づきを持つこともあるかと思います。やはり大切なのは、人権が守られて、多様性を認め合う、そして排除しない、支え合いのまちづくりだということを常に目標として掲げながら取り組んでいくことが大切ではないかなというふうに思っております。

 そして、レガシーについて武蔵野市では、2015年の秋から担当を置いて、オリ・パラの効果、そしてレガシーを最大限のものにするため、様々な取組を行ってきました。中でも、多文化理解や障害の理解などを通じた共生社会の推進、オリ・パラの実行委員会活動などを通じた市民参加、協働のさらなる推進、Sports for All事業などを通じた、誰もがスポーツに親しめる環境づくりの推進、子どもたちを中心とした、かけがえのない学びや経験などが、オリ・パラに向けた取組を通じた主なレガシーと考えています。これまでに行われてきた取組の結果を次に生かしていくために、学校でのパラリンピック教育について引き続き支援を行うことや、武蔵野アールブリュットやSports for All事業、障害者のためのスポーツ広場、スポーツボランティアHANDSの継続などについて、現在検討しているところでございます。

 続きまして、総合体育館、プールの改修についての御質問です。

今後予定している総合体育館の大規模改修工事において、施設床面積を大きく変更させるということは想定しておらず、他のスポーツ施設についても、施設の長寿命化、延命化を図るため、適正な改修を行い、耐用年数まで維持管理を行っていくことを想定しております。ただし、屋内プール、屋外プールにつきましては、経年による物理的劣化に加え、バリアフリーや法改正による社会的劣化が生じていることから、今年度のスポーツ振興計画策定にて施設の在り方を検討し、来年度から始まる第六期長期計画・調整計画策定にて議論を行う予定としております。

 次期総合管理計画における施設保有量の方向性につきましては、令和3年3月の総務委員会で行政報告を行いましたとおり、市民1人当たりの施設保有量の抑制・適正化に努める方向で検討を進めているところです。また、次期計画では、第一期長期計画に定めた3層構造の考え方を継承して、今後も適正配置を行うことで、過剰な建設は抑制する一方で、行政を取り巻く多様な社会的要請に対して適切に対応するため、第六期長期計画に記載のとおり、本市の将来像を見据えた総合的な視点で新たな価値を創造する再構築の考え方を持って、持続可能な財政運営を図りながら必要な投資を行っていく方向で検討を進めております。

 続いて、市民の健康寿命の延伸についての御質問です。まず、その定義につきましては、健康寿命というのは、2000年にWHOが提唱した指標です。一生涯のうち、日常生活で支援や介護を要しない、自立して生活できる期間のことを言います。本市の2019年の東京保健所長会方式による健康寿命といたしましては、要支援1以上の男性は82.37歳、女性は83.43歳、要介護2以上は男性で83.60歳、女性で85.91歳となっています。こちらは、2008(平成20)年から令和元(2019)年の変化といたしましては、要支援1以上の男性がプラス0.85歳、女性でプラス1.11歳、要介護2以上の男性がプラス1.17歳、女性でプラス1.34歳で、おおむね1歳程度の健康寿命の延伸が図られている状況であります。

 続きまして、健康寿命の延伸について、六長の調整計画策定も並行し、スポーツ振興が市民の健康寿命延伸とも深く関わってくるのではないか、その見解についての御質問です。本市はこれまでも、不老体操や地域健康クラブ、いきいきサロンなど、体操を組み込んだ介護予防に取り組むことで、健康寿命の延伸を図っています。また、スポーツ振興においては、各種教室や気軽に参加できるワンデーレッスン、スポーツ推進員が高齢者施設やいきいきサロンに訪問し実施するボッチャ等の指導などを実施しています。介護予防事業を実施している所管課・団体で構成する武蔵野市介護予防事業連絡調整会議にて、「市民みんなで目指す健康長寿のまち武蔵野」を毎年度発行し、健康寿命の延伸について普及啓発を実施しています。今後も継続して実施をしていきたいと考えています。

 最後から2番目の、健康寿命の延伸について市政全般で重視すべき、健康寿命の延伸は大きな関心事であるという御質問についてでございます。内閣府が2012年に実施した団塊の世代の意識に関する調査で、今後どんな社会活動に参加したいと考えているかという質問がございました。その中では、一番多かったのが趣味・スポーツ活動で31.8%、2番目が、ひとり暮らしなど見守りが必要な高齢者を支援する活動で18.2%、地域行事が15.1%と回答しており、体を動かすことだけでなく、地域の活動にも興味関心がある世代であると答えております。こうした世代にうまく介護予防等の取組に関心を持っていただければ、参加する側、支えられる側だけでなく、地域の担い手、支える側としても活躍いただけるのではないかと考えられることから、団塊の世代や体操だけに限定せずに、社会参加による生きがいの増進なども含め、より効果的に介護予防や健康寿命延伸への取組が広まるような方法を考えていきたいと思っています。

 そして次に、健康寿命の具体的目標についての御質問です。今後ますます高齢化が進む中で、健康寿命の延伸は重要な視点であると考えています。その目標値を設定することにつきましては、御指摘の健康福祉総合計画に明示すべきではないかという点で、やはり策定委員会で御議論をいただきたいと考えています。市としましては、平均寿命と健康寿命の差ができる限り小さくなるよう、介護予防や健康寿命の延伸への取組を今後さらに充実させていきたいと考えます。

 そして、最後の部分です。総論としてのスポーツ振興にアクセルを踏む時期と考えるという御質問です。コロナ禍の収束がまだ見通せない状況ではありますが、市民、特に子どもたちの抑制された生活が、体動かしスポーツを楽しむ機会が非常に少ない環境にあるということを危惧しています。総合体育館や吉祥寺南コミュニティセンターなどにワクチン接種会場として御協力をいただく中で、スポーツをするための施設の利用にも、この間、制限がございます。御協力をいただいております。

 する・見る・支えるスポーツの価値は、ラグビーワールドカップ2019や、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を経て、ますます重要度を増していると考えています。また、性別、年齢、障害のあるなしにかかわらず、市民の誰もが自由に気軽にスポーツを楽しみ、スポーツを通して潤いのある市民生活を送ることができるよう、武蔵野市として掲げたSports for Allの精神は、これからも大切に育んでいきます。まずは、感染拡大状況やワクチン接種の進展・効果などを慎重に見定めながら、できる限りの感染対策を講じつつ、コロナ禍に対応したスポーツ振興に取り組んでまいります。
 他の質問については、教育長からお答えいたします。

○教育長(竹内道則君)  私からは、基本的な考え方についてから順に答弁申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、民間を含むスポーツ施設が休場となり、スポーツイベント等も中止となりました。また、オリンピック・パラリンピックも、開催直前まで様々な問題が生じておりました。しかし、スポーツ基本法の基本理念には、スポーツは、人々がその居住する地域において主体的に協働することにより、身近に親しむことができるようにするとともに、これを通じて、当該地域における全ての世代の人々の交流が促進され、かつ、地域間の交流の基盤が形成されるものとなるよう推進されなければならないとあるように、この間、本市で展開してきたオリンピックを契機としたスポーツ施策を通じて、地域においてスポーツを振興する必要性を再度認識したところでございます。

 スポーツの実施が困難な時期は今なお続いておりますが、これまで、各種スポーツ団体のガイドラインなどを参考に感染症対策を行い、なるべく市民の方がスポーツを継続して実施できるよう対応してまいりました。今後も、障害のあるなしにかかわらず、市民の誰もが自由に気軽にスポーツを楽しみ、スポーツを通して潤いのある市民生活を送ることができるよう、スポーツ政策の振興を図ってまいりたいと考えております。

 本来、オリンピックは、スポーツを通じて心身を向上させ、さらには、文化、国籍など様々な差異を超え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことという理想があり、社会的排除や差別などとは相入れないものと認識をしております。市としては、障害のあるなしにかかわらず、市民の誰もが自由に気軽にスポーツを楽しみ、スポーツを通して潤いのある市民生活を送ることができるよう、スポーツを振興しております。

 オリンピック・パラリンピック大会の開催決定を契機に、障害者スポーツの普及啓発により、障害者理解を深め、共生社会の実現に向かう機運が高まっており、現在策定中の本市第二期スポーツ振興計画でも、市民の誰もがスポーツを楽しみ、豊かな生活を送り続けられることを念頭に策定しており、これからのスポーツ振興に必要なことであると考えております。

 次に、大きい御質問の3、コロナ感染症の影響について。スポーツ関連事業、市民スポーツへの影響について、質的・量的に概略を御質問いただきました。昨年は、体育施設の休場、学校施設開放の休止、ファミリースポーツフェアや事業団で実施しているスポーツ教室など多くの事業が中止となり、スポーツ教室は例年の約3割、ワンデーレッスンは約2割しか実施をできませんでした。また、事業実施をする際にも、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための参加人数や時間の短縮など、これまでよりスポーツに触れる機会が減少しているのではないかと考えております。一方で、生涯学習振興事業団では、休館の際に、市民がスポーツに触れる機会が減っているときに何かできないかと、新たに動画配信を実施しました。初めての試みでしたが、多くの方に視聴いただいており、新たなアプローチができたのではないかと考えております。

 新型コロナ感染症がどれぐらいの期間続くのか、現状では分かりませんが、当面は共存していかなければならないと考えております。事業実施に当たっては、これまで行ってきた換気や手指消毒はもちろん、密にならないような施設の使用、イベントやプログラムの実施が求められております。また、昨年度作成した動画コンテンツ「おうちで運動」や「おうちでやかつ」などを活用したプログラムの実施や、スポーツ庁や東京都等の動画コンテンツなどを活用し、市民の誰もがスポーツ・運動に気軽に触れることができるよう、事業を展開してまいりたいと考えております。

 次に、大きい御質問の4、スポーツ振興計画について、1、2、3の質問については関連する事柄なので、合わせて御答弁申し上げます。策定委員会はこれまで4回実施をしております。主なものとして、するスポーツ、見るスポーツ、支えるスポーツ、障害者スポーツについて、昨年実施した市民意識調査の結果やヒアリング調査の内容や市のこれまでの取組、社会情勢、国・都・市のスポーツに関する現状と課題などを委員の皆様と共有し、委員の皆様の立場から様々に御意見をいただいております。オリンピック・パラリンピックのレガシーやコロナ感染症の影響など、前回策定時から加えるべき点やこれまでの御意見を踏まえ、現時点では、誰もがスポーツを楽しめる機会の創出、障害者スポーツの推進、スポーツを支える担い手づくりと活動支援、スポーツに親しむ環境づくり、武蔵野市の特性を生かしたスポーツ文化の醸成などが柱となってきているところです。これらを踏まえて、市民の誰もがスポーツを楽しみ、豊かな生活を送り続けられることの実現を図ってまいります。今後、策定委員会における御意見を基に、計画書の構成案及び施策体系案をまとめている状況でございます。中間のまとめをこれから行い、パブリックコメントを実施いたします。その後、いただいた御意見を反映して報告書を確定し、教育委員会で議決を図ってまいりたいと考えております。

 次に、総合体育館、プールの改修についての御質問の検討作業の進行状況、今後のスケジュールについての御質問です。総合体育館については、7月に大規模改修工事に関する基本計画・基本設計・実施設計策定支援業務の委託事業者が決定し、9月1日に関係課を含めた検討会議を開始いたしました。また、第二期スポーツ振興計画策定委員会の中でも御議論をいただきたいと考えております。プールにつきましては、第六期長期計画に記載があるとおり、今後、第二期スポーツ振興計画策定委員会等を通して在り方を協議検討してまいります。

 総合体育館の今後のスケジュールとしましては、今年度中に基本計画案を策定し、令和4年3月下旬頃からパブリックコメントを実施し、御意見を踏まえ、基本計画を策定いたします。令和4年6月頃から基本設計に着手し、その後実施設計を行い、令和6年4月頃に工事着工予定でございます。

 次に、現時点でこの改修について寄せられている市民意見についてはどのようなものがあるか、見解について御質問です。令和2年に行ったアンケート調査で、改修工事に期待することについてお伺いしたところ、総合体育館については、広くてきれいな更衣室、シャワー、パウダールーム、洋式トイレ等の設置や感染症対策の徹底、例示として非接触式の水栓、換気設備、ゆとりある空間の確保などでございました。改修に当たっては、アメニティの充実やハード面での感染症対策、その他、現在求められるバリアフリーの解消、ストレッチャーが入らないエレベーターの改修などが必要ではないかと考えております。

 論点としましては、よりよいものを目指す場合、当然のことですが、費用が上昇してまいりますので、どこを目指していくのか、どこまで用意していくのか、取捨選択が必要であり、市民の利用実態を踏まえつつ、今後作成する基本計画でパブリックコメントを実施いたしますので、御意見をいただきながら決定をしてまいる考えでございます。

 その現情勢を踏まえた上での見解についてですが、今御答弁申し上げたとおり、アンケート調査では、アメニティの充実やハード面での感染症対策などの御意見が多く、その他、現在求められるバリアフリーの解消、ストレッチャーが入らないエレベーターの改修などが必要ではないかと考えているところで、このように、単なる保全工事だけではなく、機能向上を図ってまいりたいと考えております。

 このほか、今後、スポーツ振興計画策定委員会の中でも、これからの、する・見るスポーツの実施に向けた総合体育館の改修に向け、御意見をいただく予定となっておりますので、これからも市民の皆様に愛される総合体育館を目指して改修に当たりたいと考えております。

 最後に、オリンピック・パラリンピックを終え、今後のスポーツ振興についてのアクセルを踏む時期と考える、そのことについての見解についての御質問です。先ほど市長からも答弁がございましたが、新型コロナウイルス感染症の収束時期は現時点では分かりませんが、市民のスポーツに触れる機会が減じることのないよう、できる限りの感染症対策を講じつつ、コロナ禍に対応したスポーツ振興に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○13番(山本あつし君)  ありがとうございました。おおむね了解をいたしました。


今後の大きな課題ということは共有できたのではないかというふうに思っています。パラリンピックの閉会式というのは、見ていると、現状ではあれはやはり虚構なのです。だけど、こうあったらいいねということを一つイメージとして提示したということはあるし、そういう意味ではそれはすごく大事なことかなと。現実社会は後からついてくるということだと思うのです。あるいは、後からついていくようにみんなでしなければいけないということだというふうに思っています。ですので、それはそれでああいうものが提示されたということは、僕は決して無駄だったというふうには思っていません、開催の是非ということではなくて。あれがああいうものだったということについては、次へつなげるかどうかということが課題だというふうに思っています。ですので、そこは公の役割として、皆さんでしっかり市長を先頭にして取り組んでいただきたい、ここが一番大事なところというふうに思っています。これはお願いというか、確認としておきたいと思います。この点においては、意見の違いはないだろうというふうに思っています。

 それから、さっきタイミングということを申し上げたのですが、今の時期というのが、ちょうど9月ですので、来年度の予算編成に関わっている時期ということが念頭にあります。ですので、明日からスポーツ活動に一遍にアクセルを踏んでくださいということを言っているわけではなくて、ちょうど今、庁内で議論されているであろう来年度の予算編成、それから来年度以降の計画の策定にとっては、今の時期はやはり大事だというふうに思いますので、ここで意見を言っておきたかったということはあるのです。現状としては、なかなか難しいと思うのですけど、やはり来年度以降の予算編成をする場合には、できるだけ積極的な組立てをしていただくということがあるべきではないかというふうに思っています。それは、オリ・パラがあったからこそ、あるいはコロナ禍でいろいろあったからこその姿勢の示し方としては、年が明けて次の予算案が出てきたときに、これからはこういうふうにいきますということがみんなに分かるようになるというのは僕はすごく大事だというふうに思っていますので、細かいことはともかくとして、そこはぜひお願いをしたいというふうに思っていますので、これは要望です。

 具体的な話で、体育館、プール等々の改修については、やはりアメニティ関係の改善の要望というのはかなり出ていると思います。これは、やるならやはり一定のレベル以上のものにしていただきたい。これはぜいたくなものにする必要はありませんけども、どうしても民間の諸施設との比較ということも、武蔵野あたりでは大分皆さん厳しい目で見ていらっしゃるので、市の姿勢として、きちんと皆さんの要望に応えてやるということが分かるようにしていただきたいというふうに思っていますので、お願いをしたいというふうに思います。これも念押しの要望です。まあ、そうなるというふうに思っていますが、ぜいたくなものにする必要はありませんけど、やはりいいものにしていただきたいというふうに思います。

 プール等の在り方については、今後長計も含めて議論をされるということでしたので、しっかり市民意見を酌んでやっていただきたい。いろいろな議論があるというふうに思います。あと、あそこのスケボーの場所があるのです。これもいろいろな意見があるのだろうと思います。僕のところにもありましたけども、今回オリンピックでスケボーの若者たちの活躍もあったりして、あれをどうするのかというのはちょっとまた議論の余地があるところだというふうに思っています。そういうことも含めて、この間の経験がいろいろなことを教えてくれていると思うので、なかなか難しい問題ではありますが、しっかりいいものにしていただきたいということを、これも要望としてお願いをしておきたいというふうに思います。

 それから、健康寿命のことですけど、これはぜひとも、検討委員会で議論をしていただくということでしたので、期待をしておりますが、具体的な目標をやはり出していただきたいというふうにお願いをしておきたい。これは健康寿命ということが明記されていないという現状もありまして、一般論ではなくて、やはり具体的に、さっき御答弁いただいた武蔵野市の健康寿命は今どうなっていると、これを具体的に改善していきたいのだということを明記して、書き込んでいただいて、それに基づいてやっていただくということはすごく大切だというふうに思っていますので、ぜひここはお願いをしておきたいというふうに思います。

 再質問になっていないのですけど、まとめて言うと、いずれにせよ、この分野については、仕切り直しだけど、これからが大切だと。来年の3月の予算案が出てくるまでの間に、どれぐらいの仕切り直しをするということの基本的な考え方やスタンス、姿勢を取っていただくかということが僕は大事だというふうに思います。どうしてもできなくて困っているというか、できなくてつらい目に遭った子どもたちもたくさんいるし、地域の皆さんも、なかなか順番が回ってこなくて大変だったという人たちもいるし、オリンピック・パラリンピックもいろいろな批判もあったしという中で考えると、ここから先が大事だというふうに思っています。ですので、ここを大事にするというその市の姿勢を具体的な見える形で示していただく今後の計画や来年度予算については、大事だというふうに思っています。この点について、市長と教育長の、もう1回すみません、念押しで基本的な考え方だけ伺っておきたいと思います。

○市 長(松下玲子君)  

今回、長く続くコロナ禍において、まずは感染拡大を防止する、命を守るということの大切さに直面をしていますが、守ると同時に、私自身、育むということも同じだけ大事だという認識を持っています。守り育むということがいかに両立をすることが大切かというのは、まさにスポーツなどは育むに入ってくると思います。感染防止に気をつけながらも、できるだけ日常生活を営み、命を育むということが守ることにもつながっていくというふうに思いますので、どうそこを工夫して行っていくのか。子どもたちや、また元気な高齢者の方も、このコロナ禍においてやはり相当しんどい思いをされていて、心が少し塞がっている方もたくさんいらっしゃいます。心を元気に、体を元気にして健康寿命を延ばしていただきたいと思いますので、市として、公の役割として、これからのコロナ禍を、命を守り育む上で何ができるかというのを、また改めて考えながら行っていきたいというふうに思っています。

○教育長(竹内道則君)  

答弁の冒頭でスポーツ基本法についてもお話ししましたけども、その中でも、スポーツは国民というか市民の権利であるということが定義されています。そのことも踏まえて、現在、スポーツ振興計画を策定中です。基本的な柱立ても御紹介しましたが、大事な考え方を、今、議論を踏み固めている最中ですので、その御議論を見守りながら、そして多くの方の御意見を踏まえて、そういう方向性を出していきたいと思っております。