2017年11月ニュースを発行しました。

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健康福祉総合計画(第3期)策定にあなたのご意見を

 在宅か、施設か

●武蔵野市第3期健康福祉総合計画
●高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画 ●障害者計画・第5期障害福祉計画
●第4期健康推進計画・食育推進計画 ●第5期地域福祉計画
計画期間はいずれも2018年度から6年間(高齢・障害分野は3年間)

武蔵野市では第3期健康福祉総合計画を策定中です。策定は各分野ごとに専門家や公募市民による策定委員会によって進められており、来年2月に答申の予定。計画の実施は来年度からで、実施期間は、高齢・障害分野が3年間、健康・食育、地域福祉の分野が6年間となっています。
11月6日の市議会厚生委員会で計画策定の「中間のまとめ」(案)が行政報告され、私も厚生委員として質疑・意見表明をしました。その内容を含め、主な課題と考える点を以下にご報告します。
「中間のまとめ」はこの後公開され、市民意見交換会やパブリックコメントが実施されます。皆様のご意見をお寄せいただき、より良い計画ができることを願っています。

 在宅看取りの支援

計画案の新規事業のひとつに、「暮らしの場における看取りの支援」があります。現在は施設や病院で亡くなる方がほとんどですが、住み慣れた自宅での看取りを希望される方やご家族もおられます。地域包括ケアの仕組みの中で、安心して在宅で看取るという選択をするためには、どのような準備が必要か。医療や介護の情報提供を行うとともに事業者への研修を進めることが計画されています。
できるだけ在宅生活を継続していただくための仕組みとして、医療機能を併設した小規模多機能型の居宅介護施設を設けることも、計画に織り込まれています。
ひとり暮らしの高齢者が増えています。また、ご家族で介護する家庭でも、重度化に伴って介護者の方が倒れたり、介護離職を余儀なくされる例もあります。
介護保険制度に市独自の取り組みも加えて、住み慣れた自宅と地域での暮らしを支えていく仕組みの充実が、次期計画の最重点課題です。

 入所施設整備の考え方について

在宅支援の充実とともに、特別養護老人ホームやグループホームなどの入所施設の方向性についてもしっかり議論が必要です。
住み慣れたご自宅での看取りが理想であると私自身は考えています。しかし、支える側のご家族の負担の大きさを考えると、介護の限界があることも現実です。また、医療面での支援、介護との連携など、要介護度の高い方への居宅支援はまだまだ十分とは言えません。
実際に武蔵野市でも、特養ホームへの入所待ちは現時点で200人を超えており、入所施設への切実なニーズがあることも事実です。
地価が高く、広い土地を得ることが難しい武蔵野市ですが、いろんな工夫をしながら施設ニーズに応えていくことも次期計画の大きなポイントだと考えています。

 障がい分野の取り組みについて

同じことが、障害者計画の中でも指摘できます。武蔵野市では市内初の障がい者入所施設を2019年の春にオープンする予定で、加えて桜堤に新しく作られる老人保健施設にも障がい者向けのグループホームを併設の予定です。
しかし、「親なきあと」の障がい者に不可欠な安心できる住まいの確保はまだ不十分です。
また、病院に入院を余儀なくされていた精神障がい者の方たちができるだけ地域で暮らせるような条件も作っていく必要があります。
社会福祉法人などと連携して、障がいのある人も地域でともに暮らしていけるようなグループホームなどの整備支援を、さらに進めていく必要があると考えます。

 コミュニティとのつながり

高齢・障がい者支援の分野や子ども子育て支援の分野での取り組みが進み、事業所や働き手、市民とのネットワークが広がっています。
これからのコミュニティのあり方を考える時にこれらの社会資源を重視し、コミセンだけにとどまらない重層的なコミュニティを構想し作り上げることがとても大切だと考えています。
残念ながら今回の計画案の中では、そのような視点は不十分です。
地域包括ケアが地域の人々の力によって支えられていくことが今後ますます重要になっていくことを考えれば、庁内的に分野が違うとは言え、コミュニティ構築との連携を検討することを計画案にも明記すべきではないでしょうか。

 人材育成センター(仮称)に期待

介護の現場で働く人材の確保は大きな課題です。団塊の世代が後期高齢者となる2025年を視野に入れ、働き手を増やし、守り育てていかねばなりません。
介護職の低待遇はすでに指摘されて久しいですが、とりわけ在宅介護に従事するヘルパーの待遇は厳しいものがあります。これから在宅重視のケアシステムを作っていくにあたり、どうしても改善が必要です。基本は国の取り組みの問題として、強く求めていかねばなりません。
市の取り組みとしては「地域包括ケア推進人材育成センター(仮称)」の設置検討が盛り込まれたことに期待しています。
ヘルパーや看護などの資格を持っていて、少しでも働いて地域の役に立ちたいという方もおられます。また、介護分野でキャリアアップを望む方への支援も必要です。多様な人材を活かせる仕組み作りを求めていきます。
介護の現場で働く人が地域からも行政からも大切にされる社会の実現を強く願っています。

 

市民意見交換会のご案内

武蔵野市第3期健康福祉総合計画 中間のまとめ
市民意見交換会(武蔵野市主催)
●12月8日(金曜日)午後6時30分〜8時30分
武蔵野商工会館(ゼロワンホール他)
●12月10日(日曜日)午前10時〜正午
武蔵野市役所(8F 811会議室他)
●12月19日(火曜日)午後2時〜4時
武蔵野スイング(レインボーサロン他)
※「中間のまとめ」は12月1日付市報に概要版が掲載されます。全文は武蔵野市ホームページに掲載される他、市役所や市政センターでも冊子を入手できます。
●パブリックコメントは12月1日〜22日の間です