2017年11月市議会代表質問議事録

子ども子育て応援宣言の実体化を、他

○議 長(本間まさよ君)  次に、施政方針について、5番山本あつし議員。
(5 番 山本あつし君 登壇)(拍手)

○5 番(山本あつし君)  それでは、代表質問を行いたいと思います。重複は省きたいと思います。重複を省いて、大きく5点、質問をさせていただきます。

子ども子育て応援宣言の実体化

まず大きな1番目が、子ども子育て応援宣言をめぐることですが、子ども子育て応援宣言の実体化についてということで質問をさせていただきたいと思います。

先ほど橋本議員の質問に対して、子ども子育て応援宣言をこれからどうしていくのかということについては、検討、研究をするというふうに言われました。このことについて、私の意見を申し上げます。
私は、子ども子育て応援宣言は実体化すべきであると考えています。実体化というのは、以下3つです。1つは、基本的な考え方を整理して、宣言として出すべきだというふうに考えています。2つ目、子ども子育て関連の全施策の全面的な再編を行うべきだと、そういう時期に来ているというふうに考えています。3つ目、同時に、庁内の組織再編を行うべきだというふうに考えています。これが私なりの子ども子育て応援宣言の実体化ということです。

ちょうどこれから第六期長期計画の策定が始まります。長期計画に伴って行われることの重要なことの一つとして、組織の再編ということが当然入ってきます。前回は、五長のときは環境部だったと思いますが、今の時代を踏まえて、今度新しく六長をやる場合に、私は、非常に大きな問題としては、この子ども子育て施策全般の総合的な再検討だというふうに思っていますので、まずそのことについて市長の御見解を伺っておきたいと思います。そして、これはなぜそういうことを申し上げるのかということについて、細かく7点ありますので、それはその理由を今から申し上げます。

子ども子育て支援の中で、最も今重要な問題である小中一貫施設一体型の問題についてです。これは、この前検討委員会も傍聴させていただきましたが、結論から申し上げれば、子どもの最善の利益ということに沿った検討になっていないというのが私の結論です。ですので、これは基本的な考え方からまず整理をしなければいけない。つまり庁内においても、子どもの最善の利益をいかにして実現していくのかということについて徹底されていないから、こういうことになるのではないかという、ある意味非常に厳しい意見かもしれませんが、私はそういうふうに見ています。

なぜか。例えば、第二期武蔵野市学校教育計画、平成27年から31年までの計画があります。同じく平成27年から31年の第四次子どもプラン武蔵野という計画があります。この子ども子育ての分野の2つの計画、これしかないんですけど、2つの計画のどこを見ても施設一体型小中一貫という記載はありません。小中一貫という記載もないと思います、1個もないと思います。つまり、この教育分野の2本立てになっているそれぞれの計画の中で、武蔵野市の子どもたちの状況、例えば中1ギャップであるとか、あるいは今の学力の課題であるとかいうことが問題になっているという記載もないと思います。この2つを読むと、おおむねうまくいっていますよということしか書いていないです。具体的に課題があるから、その延長線上でこういうことが必要ですという流れには全然なっていなくて、調整計画で初めて出てくるわけです。

ですので、実際上の子どもの現状と、それをいかにしてよくしていくかという立場から検討が始まったものではないということです。その1つの例が、今、教育委員会から出されている小中一貫の資料の中に、今後の教育課程をどうするのかという問題が表として出されていて、その中には、小学校の5年生と6年生は教科担任制にするという表になっています。4年生までが学級担任制で、5年、6年からその先です、つまり4、3、2の4が終わって、その次の3からは教科担任制というふうに棒が引かれています。ただ、米印で不思議なことが書いてあって、一部教科担任制または全部教科担任制というふうになっています。つまり、これはどういうことかというと、小学校というのは基本的に学級担任制なわけです。学級をいかにつくっていくかということが基軸になっているわけです。中学校になって教科担任制が入り、期末テストが出て、競争的な要素が出てくるというふうに変わるわけです。それを一部または全部教科担任制というのはどういうことかなというのは、私は非常に不思議です。

一部教科担任制、つまり、例えば理科と社会だけはやりますとかいうのならわかります。だけど全部教科担任制というのは、全部それをやるということですから、基本的に、質的に学級担任制とは変化するということです。どっちを具体的に子どもたちの教育で、しかもこの一番大事な、中1ギャップとか、いわゆる小学校の高学年の問題だとかいろいろ言われているこの部分の教育をどうするのかということについて、全く決まっていないのです。ということは、逆に言うと、何が必要かということについて前提が共有されていない。ある意味教条的に、小中一貫がいいんだみたいな議論が行われている。でも現場の方の、校長先生やPTAの方の反応は、校長先生は、いや、中学の3年生と小学校の1年生が同じグラウンドで遊ぶのは安全性に問題がありますよということをおっしゃっていましたし、それからPTA、これはたまたま境のほうのPTAの方は、境南小に小中一貫をつくった場合、第2校庭まで通うのは実際上不可能ですよということをおっしゃっている。つまり現実に、現場では課題があるということが出ているのですが、私は非常に、ある意味教条主義的に小中一貫が上から降ってきているような印象を持っています、今の検討状況を見ると。
ですので、これはちょっと違うのかな、子どもの最善の利益ということが庁内的に徹底していないのではないかという疑問を、この検討の過程で持っていますので、そのことも子ども子育て応援宣言の中でもう一度整理をする必要があるのではないかというのが、まず小さな1個目です。

 

小さな2つ目、この間の保育園の増設によって生じているさまざまなプラス・マイナスの課題を政策の検討のテーブルにのせること。これは、例えば保育園としてはこういう御意見があります。園庭のない保育園に通っている子どもたちは、一般の公園で遊ばせざるを得ない、それから運動会もそこでやるみたいなことがあって、大変これは課題が大きいのではないかという議論なども既に大分出ています。これがどれぐらいそういう状況になっているのか、地域の方との関係はどうなっているのか。そして一方では、保育園が子育て相談機能を持ち始めているという中にあって、地域との関係では大きな社会資源になってきているという問題等々が大きな変化となっていると思います。これをテーブルにのせるということが必要で、これは子育て施策全般の検討が必要だというふうに思っています。

小さな3番目、子育て支援施設の再編・整備というのが第四次子どもプラン武蔵野の重点政策の5番目に入っています。これは、私の頭に残っていることで言うと、例えば児童館はどうするのですかとかいうふうな問題も、とりあえず1個置いておくということになったけど、今後のことについては十分な議論というか、方向性は出されていないと思うのです。子育て支援施設の再編・整備ということが子どもプラン武蔵野の重点取り組みの中に入っていますが、これはいまだ十分に完遂されていない状況で残っています。これらの0123、それから大幅にふえた保育園、それから幼稚園をどうするのか等の問題についての、つまり施設面の再編、整備ということも実は大きな課題になっており、これに小中一貫の学校がどう決着するのかというのは当然絡んできます。ですので施設面での再編、整備は非常に大きな問題になっていると思っています。

それから、小さな4番目で、国の施策の変化ということは当然あります。これは教育の無償化等々で、いろいろ今、国の政策、大きく動いています。この辺も、当然だけれども非常に大きく市政に反映してきます。そして、もうちょっと全般的なことを言えば、20代から40代の間の世帯の経済的な格差の拡大、ひいては子どもの貧困という問題があります。

そして、小さな6番目で、新しいコミュニティとのつながりをどうするのか。これは、高齢者施設と保育施設との間でのつながりを求めるような動きが大分出てきていると思います。いろいろな自発的な動きが出てきている中で、それらをどういうふうに全体としてつなげていくのかということも問題になっている。

そして最後に、地域全体での子育て支援についての共通理解の推進という意味では、前から問題になっている保育園建設反対という議論がどうしても出てきてしまうというあたりの問題を考えた場合に、最初に戻りますが、子ども子育て応援宣言というのを、この選挙で終わらせて、この先は待機児童の問題と、それからその他の幼稚園等への保育施策の充実というふうに一気に具体的なところに落としていったのでは、中間がないのではないかというふうに思っています。

学校教育も含めて、子ども子育て応援宣言の基本的な考え方を、子どもの最善の利益ということに立って整理をし、市民に向かっても発信をし、施策全体を再編し、同時に、各部局にまたがって、今非常にややこしくなっている。つまり子ども家庭部、それから教育部、それから健康福祉部、入っていますよね。いろいろ入っているのです、分かれています。この子どもプラン武蔵野を見ていただければ分かるのですけど、この施策の体系というのは、物すごいわかりにくいです。健康福祉総合計画というのは、それに比べると、物すごくすっきりしています。非常にわかりやすくできています。これぐらいのレベルまで子ども子育て応援宣言を持っていく、実体的なことも含めてということが必要だということで、そのことについて市長に御見解を伺いたいと思います。これが大きな1点目です。

ひとりでも安心して暮らせるまち

大きな2点目は、ひとりでも安心して暮らせるまちということについては、これは健康福祉総合計画の4つの計画の中間のまとめが出されております。基本的にはこの流れで私は納得をしているつもりですが、2点だけ、あえて申し上げておきます。
在宅看取りへの環境整備と理解の推進を進めていただきたい。これは講習会などを新しく開くということも含めて、在宅看取りということを表向きテーブルにのせて、きちんと議論をしていこうということになっています。非常に歓迎をしたいと思います。ただ、あくまでも在宅を押しつけるということではなくて、つまり施設がないから、もうお家で面倒見てくださいというのでは、これは通用しないと思います。ですので、必要な施設整備も進めつつということではありながらもということで、押しつけるということはやめていただきたい、理解を深めながら進めていただきたいということです。これが1点です。

それから、コミュニティとの連携をということについて強く求めておきたいと思います。これは後で述べます。

歩いて楽しいまち、安全なまち

大きく3つ目、「歩いて楽しいまち、安全なまち」ということについては、都市マスの中で恐らくはっきりしてくると思いますので、もう基本的なところは見解はそう違っていないと思いますが、ヒューマンスケールのまちづくり、歩いて楽しいまちづくりということを、歩いて楽しく、しかも安全なまちづくりということをやっていただきたいと思いますが、ちょっとここのところ進んでいる三鷹駅の北口の新しいビルの建設をめぐっては、正直なところ、市の指導や対応が不徹底な面があるのではないかというふうに思っています。これは代表質問、細かい話になりますが、市長の御答弁は要りませんが、私の意見をここで申し上げておきたいと思います。

平和と文化を作るまち

大きな4つ目、「平和と文化を創るまち」、ここのところでは1つだけ、これまで触れられていなかった、武蔵野プレイスの事業を検証し、ほかの事業に生かしていくことはぜひとも求めておきたいと思います。武蔵野プレイスが成果を上げているということが非常に大きな武蔵野市政におけるポイントだというふうに思いますし、各地からも視察にたくさん来ていて、皆さん勉強していただいているということもあると思います。ただ、肝心の武蔵野市が、この武蔵野プレイスの成果をどのように質的に次に生かしていくのかという議論が不足していると思っています。公会堂の建てかえについて、別にプレイスと同じものをつくってくれというつもりはさらさらありません。しかし、プレイスの評価できる点をきちんと質的に検証して、生かすところがあれば生かしていくという姿勢をとるべきだというふうに思っています。ですので、この検証を広く行っていただきたいということを申し上げておきたいと思います。これは御答弁をいただきたいと思います。

より進んだ市民参加

それから、大きな5点目、「より進んだ市民参加に挑戦するまち」ということで、次期長期計画策定に当たっての要望があります。策定後の進行管理に市民もまざって一緒にやっていくということには賛成です。ただ、策定作業において市民参加の拡大を求めたいと思います。具体的には、分野別で市民と行政と有識者――これは策定委員さんになるのか、誰かわかりませんけれども――が一緒にまざって議論をするということを求めたいと思いますが、市長の御答弁を伺いたいと思います。

それから、住民投票制度について、今これは自治基本条例の中で議論されていると思いますが、私は住民投票制度はあってしかるべきだというふうに思っておりますので、これについての市長の見解を伺っておきたいと思います。

コミュニティ再構築について

そして、より進んだ市民参加の中で一番大事なのは、次期のコミュニティ構想の問題です。これは、これまで私、何回も議会の中で申し上げておりますので、ただ、市長のこれからの4年間の施政方針ということでありますので、非常に端的に申し上げておきたいと思います。全ての社会資源、つまり高齢者分野、それから子ども子育て分野、あるいは若者支援の分野、全ての資源を包括的に網羅したような、重層的なコミュニティの形成を進めるべきだというふうに思っています。そして、そういう意味では、コミュニティ施策はもっと重視していただきたいと思います。市民部の筆頭にコミュニティを置くべきだというのが私の意見です。ここも変えていただきたいと思います。そして重層的に、つまり今、高齢分野では、先日、東京都の都社協のパンフレットでどういうものを送ってきているかというと、東京都内の社会福祉法人の経営する福祉施設において、いかに地域に出ていくかということの事例報告がばーっと全部出ている資料が送られてきています。つまり社会福祉施設、これまで施設の中でとどまっていた施設の人たちがどうやって地域とつながっていくのかということについて、真剣な実践も始まっています。子ども子育ての分野でも、ただ新しく保育園ができるというだけではなくて、そこで子育てをしながらどうやって地域とつながっていくのかということについて真剣な取り組みも始まっていると思います。これら全体を包括できるコミュニティの形成をぜひとも議論していただきたいということが一番大きなお願いかもしれません。

市民チャンネルを

そして、この小さな項目の最後に、市長の活動として、私はこういう言葉を使いましたが、行政チャンネルと同時に市民チャンネルの保持をしていただきたいといことです。行政チャンネルというのは、つまり、それぞれの現場から行政のルートを通じて上がってきた、部長が決裁をし、副市長が決裁をしたものに市長が判こを押す。例えばその中でAかBかどちらがいいですかみたいな議論はあるかもしれません。でも基本的に、これは中から上がってきたものです。これとは別に、市長が直接市民と結びつき、直接意見交換をして、その中からいろいろな施策を積み上げていく、つくり出していく、こういうチャンネルはぜひとも太いチャンネルとして保持し続けていただきたいということをお願いしておきたいと思います。私は、これはタウンミーティングでもないと思います。タウンミーティングも、ある意味お膳立てをされて、行政の担当者の方も一緒に来てやっているものですので、これまで見ていますけれども、なかなかそこからこういう新しいものが生まれてきたということは、余りないのではないかというふうに思います。ですので、さっきから言われている何か小さなものをやるという、そういうのもいいと思いますので、市民チャンネルの保持をぜひ進めていただきというふうに思っています。

財政見通しについて

最後に、財政の問題です。これは何人かの方が既に言われましたが、ここは私も繰り返しておきたいと思います。財政計画については実態に即したものをつくっていただきたい、とりわけ今度の長期計画ではそうしていただきたい。ここの部分は、継承と発展と言われている部分の発展というか、前の市長のやってきたことを明確に変えていただきたい部分であり、五期長期計画の最大の誤りだと思っています。財政計画の歳入の過小な見積もりと歳出の過大な見積もりというのは、これは非常に大きな問題だったというふうに思っています。正確な財政計画を長期計画でぜひとも出していただきたいと思っていますし、今、分野別の計画が進んでいますので、それをきちんとやっていただければ、既にこの前の道路の、これは道路の管理の部分だけでしたね。都市計画道路のやる、やらないという話とか、区画道路をどうするのかという問題は、まだ、議論というか、私どもには提示されていないのですけど、都市整備部の分野別の計画の中で1つだけ道路の計画が出ましたけど、これだけでも30年で120億近い見積もり減になっています。ですので、出てくればどんどん変わってくると思います。これを、それぞれの分野別計画を積み上げながら、正確な長期財政見通しを出していただいて、その上で今度の第六期長期計画については議論をしていただきたいということをお願いしておきたいと思います。
以上です。

○議 長(本間まさよ君)  傍聴者に申し上げます。傍聴は静粛にお願いいたします。

市長答弁

○市 長(松下玲子君)  山本あつし議員の代表質問にお答えをいたします。

まず初めに、子ども子育て応援宣言の実体化について、総合的な再検討をすべきではないかという御質問かと思います。子ども子育て施策については、御指摘いただいたとおり、現状と課題を整理して、より効果のある対策を打ち出すべきと考えます。単に宣言をして、キャッチコピーにするつもりはございません。子どもの利益を最優先に、子ども家庭部、教育部、健康福祉部など関連部署が共通認識のもとに、事業の再編を含め、施策の体系化に努めたいと思います。

実体化の中で、小中一貫について子どもの最善の利益から発想されたものではないという御意見というか、御認識があったかと思います。社会の変化を生きる力の育成という観点から、子どもたちにとって必要となる真の学力、社会性、健康、体力を育てる場として、現在の小・中学校制度が最適のものとなっております。子どもたちにとって望ましい教育の場を用意すべきではないかという考えに立って、新たな選択肢として小中一貫教育の検討を行っていると聞いております。従来の教育の機能に加え、これまで重視されなかった福祉の機能を加えるという考え方もそこから生まれたと聞いております。なお、御指摘いただいた子どもプランや第二期の武蔵野市学校教育計画の中では、小中連携をさらに進めた小中一貫教育について検討していきますという記述はございました。そこはお伝えをしておきます。

いろいろ御指摘の中で、保育園増設のメリットやデメリット、また子育て支援施設の再編、整備なども子ども子育て応援宣言の実体化の中で取り組むべき課題であると御指摘をいただきました。この間、増設が行われております保育園について、その運動場の実態ですとか、また子どもたちの散歩や日中過ごす場所がどうなっているか、運動会の開催はどうかなども、今後しっかりと調査研究を行って、子どもの最善の利益に沿った内容となるよう保育園というものを検討していきたいと思います。

大きな項目の2点目の介護について、御質問をいただきました。あくまで在宅の押しつけではなく、必要な施設整備をとの御質問かと思いますが、おっしゃるとおりで、在宅の押しつけをするつもりではございませんが、中重度の要介護状態となっても住みなれた地域で生活を継続できるよう、在宅生活の限界点を上げていく取り組みは必要だと思います。セーフティネットとしての一定の施設整備ももちろん必要と認識をしております。今後市内で大規模な施設整備は、用地確保の観点から困難を伴うものの、本市の地域特性に応じた地域密着型小規模の特別養護老人ホームの整備についても検討していきたいと思います。理解を深めながら進めていくようとの御指摘をいただきました。

続きまして、まちづくりは答弁は不要とのことですので、4点目の、プレイスの評価について御質問いただきました。武蔵野プレイスは、図書館、生涯学習支援、市民活動支援、青少年学習支援の4つの機能をあわせ持ち、年間200万人近くが訪れる施設であります。利用者が多く、評判も高い施設なので、この点をしっかりと検証し、これから建てかえが予定されている施設のあり方を検討する際の参考としていきたいと考えます。

続きまして、市民参加の取り組みについて御質問がございました。40年以上前から続けてきている武蔵野市方式の流れを継承しつつ、新しい形の市民参加も進めていきたいと考えております。武蔵野市の伝統として継続をしていくものとして、市民を中心とした策定委員会の市民参加、議員参加、職員参加のプロセスを経て策定していくというところがございます。この策定委員会での議論を補完するものとして市民意見交換会、関係団体意見交換会、パブリックコメント、公募市民会議、無作為抽出ワークショップ、市民意識調査等を実施しながら、武蔵野市方式の計画策定を行っていきたいと考えています。市民参加については、参加する市民が言いっ放しではなく、市政の課題を自分のこととして考えていただくことが重要であり、そうなるような仕掛けを新たな市民参加の試みとして取り組んでいきたいと考えております。

住民投票制度について、賛成という立場で御質問をいただきました。住民投票は、あくまでも二元代表制を補完するものであり、重要な決定を全て住民に委ねるということではありませんが、一定の条件のもとで住民の発議による住民投票ができるようにすることで、市民自治のさらなる推進が図られるものと考えます。現在、自治基本条例(仮称)に関する懇談会において、武蔵野市における住民投票のあり方について検討いただいておりますので、その結果を尊重しつつ、今後制定を目指す自治基本条例の中で住民投票に関する規定を盛り込んでいきたいと考えます。

次に、コミュニティの構想について御質問がございました。お示しをいただいた中で、保育園など子育てに関しても、地域とどうつながるかか課題であるとの御認識かと思います。私も先日、武蔵野市内で子育て支援に取り組む団体の方と意見交換を行った中で、今後、保育園の単体、またひろば事業の単体だけでなく、どう地域とつながっていくか、どう他世代と交流をしていくか、そこが大変重要な課題となってくるという御意見も頂戴いたしました。新たにコミュニティ構想を策定していく中で、こうした子育てや介護など、地域とどうつながっていくのか、コミュニティのあり方について、この間の議論も踏まえた上で、しっかりと新たなコミュニティ構想づくりに取り組んでいきたいと考えております。

市民チャンネルの保持について、行政チャンネルと市民チャンネルについて御説明をいただきました。私自身、この間心がけていることといたしまして、市民の皆様のお声や御意見をどう聞いていくかというのは、ずっと意識をしてきた課題でございます。そのために、4年間の浪人期間中は一軒一軒訪問活動をして、市民の皆様に寄り添いたい、どんなお考えをお持ちか実際に対話をしたいという思いで歩いてもまいりました。今後もそうした思いは変わっておりません。そして、直接市民の皆様の御意見を聞く場として対話集会のような形での少人数での集会も考えておりますが、またそのほか、私自身、個人の政治家として、SNS、ツイッターやフェイスブック等、取り組んでおります。そうした中で情報を発信する中で、市民の皆様から御意見やコメントや、またダイレクトにメール等をいただくこともございますので、そうした窓口といいますか、市民の皆さんとのチャンネルの場を広げて、しっかりと続けていきたいという思いを持っております。

最後に、健全財政の部分、実態に即した財政計画をとの御質問でございます。財政計画及びシミュレーション、社会経済状況を踏まえて推計をしてきたものであると認識しておりますが、実態とのずれというものが生じていることも事実かと思います。今後、第六期長期計画・調整計画策定をする中で、長期の財政予測、実態に即した財政計画というものをしっかりと、推計も、これは見直していかなければならないと考え、お答えする次第です。
以上です。

再質問

○5 番(山本あつし君)  ごめんなさい、小中一貫は、学校教育基本計画の54ページです。確かに、検討していきますとありますが、小1プロブレム、中1ギャップ等が問題となっている中でというのが、多分ここで初めてちょろっと出てくるのです。つまり、その前に武蔵野市の教育の現状等々ずっとあるのですけど、その中ではないのです。この最後のところでいきなり小1プロブレム、中1ギャップ等が問題となっている中でというのが登場するわけですので、ごめんなさい、書いてあるのは書いてあるのですけど、甚だ論旨としては通っていない。つまり論文としては整合性がとれていないと、学位論文にはならないのではないかというふうに思いますので、もう一度見ていただければと思います。

それで、長計の中に計画の体系図というのがあるのです。この計画の体系図というところを見ると、例えば健康福祉分野であれば、健康福祉総合計画というのがぼんとある、全体として。その中に地域、健康、今回食育が入ったけど、あと高齢、障害というのがある。一番わからないのは、文化・市民生活というのは産業振興計画が一番上にあるのです。これは、僕はちょっと古いのではないかと思うのです。つまり、さっき言った組織の問題の筆頭ということとも関係するのですが、やはり文化・市民生活のトップが産業振興計画なのかという疑問は残ります。そして都市基盤は明確に、都市計画マスタープラン、これが1番なのです。これでいいのではないかと思うのです。子ども・教育の分野は2個しかないのですけど、子どもプラン武蔵野というのと学校教育計画という順番なのです。確かに子どもプラン武蔵野中には学校教育計画は部分的に入っているのです。入っているのだけど、子どもプラン武蔵野が子ども子育て全般について責任を持って計画立案をし、施策を実行するという構えには、僕は、なっていないのではないかと。やはり曖昧になっていて、学校教育の部分は微妙に、現に小中一貫のところなどは学校教育のほうに入っているわけです。ですので、ここの曖昧さを、この4年の中で、つまり次期の長期計画の策定のプロセスの中ではっきりさせてほしいわけです。微妙に学校教育計画も入っていますよ、子どもプランの中には。入っているけども、全般的に子ども子育てをいかにして応援するかという理念、それから政策という構えにはなっていないのではないかというふうに僕は思っています。

ですので、今のそれは市長と教育長の関係、市長と教育委員会の関係がどうなるのかという、当然これは大事な議論としてあると思います。その議論も含めて、だけどこれだけ、子どもが育つ意味での学校、学齢期の子どもたちがどう育つのかという問題は非常に大きな問題になっているわけですから、そこの議論を決着させるのとあわせて、子どもプランももう1回きちんとして、これをメーンの計画にするということは非常に大事なのではないかと僕は思いますが、いきなりこんな話をして申しわけないのですが、これは市長の取り組みの、そういうこともあるかなともし思っていただければ、そういうことも検討するという御答弁をいただければありがたいなというふうに思いますが、とりあえずそこまで。

市長答弁

○市 長(松下玲子君)  山本議員の再質問にお答えをいたします。

この第五期長期計画・調整計画の、五長の時代からの体系について、さまざまな個別計画等についてずれがあるのではないかとの御指摘かと思いますが、この中で第五期長期計画の時代からの社会環境の変化もあるのではないかと考えます。第六期長期計画の体系づくりについては、今の御意見もしっかりと参考にした上で、策定委員会にもお伝えをし、第六期長期計画の策定に生かしていけるよう検討したいと思います。

再再質問

○5 番(山本あつし君)  ありがとうございます。

そして、長計のつくり方についてですが、これは、ちょっとしつこいようですが、つくった後の進行管理はもちろん、それはいいのですけれども、つくる際に、第五期長期計画及び第五期長期計画・調整計画の策定よりももう一段、市民参加を進めていただきたいということなのです。そこを明確に御答弁をいただきたい。僕の提案としては、分野別に、まざって議論をするというのがいいのではないかというふうに思っています。一遍に分野をまたいで全部の計画を出して、さあこれに意見を言ってくれというのでは、非常に分散的になって、なかなか難しいです。行政の皆さんとしては、邑上市長1期目のときの議論にちょっと懲りているという方ももちろんいらっしゃるかもしれません。ただ、あのときの経験ももう1回総括をして、もう少し改善の余地はあると思うのです。改善の余地はあるし、人数的な問題としては、もうちょっとゆっくり議論ができたほうがいいのかもしれないということもありますので、やはり計画をつくる段階でのもう一段の市民参加、そしてその具体的な意見としては、みんなでまざって議論をする分野別の会議があってもいいのではないかということなのですが、その点についてはいかがでしょうか。

市長答弁

○市 長(松下玲子君)  山本議員の、長期計画のつくり方について、第五期長期計画策定時よりも市民参加をより進めてほしいとの御意見、御質問であるかと思います。分野別に策定をすべきではないかとの御意見についてでございますが、市民参加の手法がさまざまあるかというふうに認識をしております。参加拡大の方法というものがいろいろあると思いますので、そのつくり方については今後しっかりと、過去の計画策定時の取り組みや、そのときの課題、またその後の計画策定について反映した分と反映しなかった分、なぜ反映しなかったのかなども含めて、課題をしっかりと整理した上で、新たに第六期長期計画を、市民参加の形を用いて、策定に向けて取り組んでいきたいと思います。

終わりに

○5 番(山本あつし君)  ありがとうございます。それでは、最後にしたいと思います。
一番最初の質問のところに戻りますが、今言われたように、子ども子育てをめぐる環境の非常に大きな変化ということがあると思います。それは社会的な環境の変化ということもあるし、それから市の施策が大分進んだということもあると思っています。正直、私の今の意見は、待機児ゼロ、待機児解消という問題は、語弊があるかもしれませんけど、ある意味一山越えつつあると思っています。つまり、政策的にですよ、なお進めなければいけない課題ではあるし、完遂してほしい課題であるのだけれども、大きな、本当に考えなければいけない問題としてはもう山を越えたと思っています。いろいろなことがあったけど、越えたと思っています。その次に来る問題がどういう問題かということについて、やはり、もう取り組んでいただきたいと思います。

それは、僕は、今の学校教育のあり方の検討も当然この中に入ってくるというふうに思っています。学校がどういう決着を見るのか。この間、社会資源がいろいろふえてきた、国の政策も変わってきた、大きな状況が変わってきた中で、さあ、もう1回全般的な整理をするためにどうしたらいいのかということの議論を、もう始めていただきたい、次の議論を始めていただきたい。長計と次期の子どもプランでそこのところをやって、これはやはり、具体的にわかるようにするためには、僕は組織も変えなければいけないというふうに思います。体制も変え、そのまとめとして、やはり子ども子育て応援宣言は出してほしい。子どもの権利ということもありますし、それから子どもの最善の利益ということもあります。全分野にわたってそのことを市政として貫いていくのだよということを、地域の皆さん、全市民と共有するためにも、やはりその宣言はそういう実体を伴って、つまりただ文言を出せばいいというのではなくて、そういう実体を、全庁的な再編のことも含めて宣言はぜひ出していただきたいというふうに思いますので、これは別にあしたということではありません。1年、2年かけて、この4年間でそこまでは持っていっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。これは要望で結構です。

○議 長(本間まさよ君)  暫時休憩いたします。
○午後 5時44分 休 憩