第6期長期計画(討議要綱)への意見を公表しました。

以下の内容です。皆さまのご意見をお聞かせください。

また、これから討議要綱への意見募集が様々な形で行われます。ぜひご参加ください。

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第6期長期計画(討議要綱)への意見      by 山本あつし

この時代における自治体の役割は、介護や医療、子ども子育て・教育、障がい者支援、防災など各省縦割りの政策・事業を地域において総合的に捉え直し、重層的なコミュニティ・地域社会として再構築することです。都市基盤整備などハード面においても同様です。

在宅でも施設でも
 どちらでも安心して選べる介護・医療連携、施設整備

人生100年時代
 地域課題の解決に元気な高齢者の知恵と力を最大限に活かせる仕組みづくり、場の創造

子どもの最善の利益
 子ども子育て包括支援センターの設立
 公会堂の建て替えには、子ども国際図書館の併設

柔らかい働き方を広げる
 障がい者・若者の雇用、社会参加の促進

緑・環境の保全で良好な住環境を
 生物多様性の豊富化

次世代につなぐコミュニティ
 すべての地域資源を視野に入れたコミュニティ形成のための抜本的議論

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在宅でも施設でも

 誰もが「在宅か、施設か」について真剣な選択を迫られる時期を迎えます。もちろん、住みなれたご自宅・地域でながく暮らしていただくことは大切です。しかし、家族の負担や本人の安心を考えると、施設への入居という判断を尊重することも必要です。入居施設の整備はさらに必要であり、ニーズに応えていく構えが大切です。
 この点では、障がい者と家族の置かれた状況も同じです。居住系施設の整備は緊急の課題です。
 また、地域包括ケア人材活用センターを中心に、介護人材を育成し、大切にする取り組みを引き続き充実していくべきです。

人生100年時代における地域政策の展開

 高齢者人口は増加しますが、健康寿命は顕著に伸びており、元気な高齢者の知恵と力を地域の課題解決に活かせるかどうかは重要な課題です。
 高齢者同士の支え合いだけでなく、子ども子育て・教育、障がい者支援、防災からまちづくりに至るまで、高齢者の方々の知恵と力を借りましょう。そのためのきっかけづくり、仕組みづくり、そして場所づくりをさらに具体的に前進させるべきです。

子どもの最善の利益

 保育・幼児教育の無償化を、理念なきバラマキ策ではなく、子どもの最善の利益につなげていくための取り組みが必要です。これまで武蔵野市が作ってきた「保育のガイドライン」を基本としつつ、保育環境の維持向上を第一として取り組むべきと考えます。
 保育園や幼稚園のコミュニティ機能を向上し、気になる子への手厚いケアを初め、父母を巻き込んだ地域での子育てネットワークを広げることは、将来的に地域コミュニティの豊富化につながります。自閉症や発達障害の増加なども視野に入れ、多様な子育て支援と連携をとり、「預かる」だけの施設から「ともに育てる・育つ」施設への成長をすべての事業者に求めていきましょう。

学校の建て替えに際して

 市内小中学校のほぼすべてが、向こう30年間に建て替えられます。
 建て替えの際には、学校・教育委員会・市と父母、そして地域住民の協働の場を作るべきです。それぞれ単独校での建て替えですから、多機能化の可能性がある学校もあります。コミュニティ施設的の併設など、大いに議論をしましょう。
 市全体でこのプロセスが一巡することを通じて、次世代のコミュニティ形成を進めることができます。

公会堂の建て替え

 武蔵野公会堂の建て替えについては、従来の公会堂機能に加えて、子ども国際図書館の併設を提案します。コンセプトは「子ども」そして「グローバル」です。幅広く市民の意見を募り、コンセプトを明確にし、未来につなぐ市の姿勢をメッセージとして出せるような事業にすべきです。
 周囲の建物との共同化も検討されたようですが、権利関係を複雑にすると、将来の更新に支障をきたしかねません。持続可能性の視点から、市単独での施設更新が望ましいです。

柔らかい働き方を広げる

 障がい者・若者の雇用、社会参加の促進

環境・まちづくり

 市の立地、この間の将来人口予測などを踏まえ、規制緩和による超高層マンションの誘致など、人為的な人口流入策は取るべきではありません。低層で緑豊かな住宅地を基本とするまちづくりの継続を求めます。
 それは、市の持続可能性を担保することになります。その点での市民、商業者、地権者の合意形成が大切です。

コミュニティの将来

 コミュニティの核となるコミュニティセンターのあり方については、これから真剣な議論が必要と考えています。現在、後継者・担い手不足が深刻化しています。担い手が減少すると、地域全体の声をバランスよくコミセンに反映するという機能も弱くなってしまいます。
 地域リーダーのネットワークをどのように形成するか、日々の運営をどのような形で行うか。それは、市の予算配分とも関連してきます。
 時代と地域の変化を生かして、武蔵野市の大きな特徴であるコミュニティセンターを次世代につなぎ発展させていくことは、市政の最重要課題の一つだと考えています。市も、必要ならば積極的な予算配分を行うべきです。

最後に

向こう30年間の税収見通し、財政需要見通しの修正を踏まえ、より積極的で前向きな市政展開を求めます。

以上