若者の貧困in吉祥寺 講演会を開催

20140928

 

9月28日(日曜日)、「若者の貧困in吉祥寺」講演会を吉祥寺南町コミュニティセンターで開催しました。40名を超える様々な方にご参加いただきました。

最初に講演に立った大山典弘さん(社会福祉士)は、生活保護をめぐる考え方として、個人や家族の責任を強調する「適正化モデル」と政府や社会の責任を求める「人権モデル」の間でせめぎあいが続いてきたこと、ここ数年は保護の削減が進められてきたことが報告されました。

そして、生活困窮者自立支援法やこどもの貧困対策法などの法制定が進んだが、もっとも大切な「自立支援」のあり方はほとんど議論にならないままになっていると指摘しました。その中で、急増する児童虐待では、「経済的困難」が原因となっている場合が上位を占めること、ひとり親家庭の貧困率では日本はOECD諸国の中で非常に高い状態にあることが示され、子どもや若者への支援の弱さが強調されました。

続いて講演された高橋薫さん(文化学習協同ネットワーク)は、若者の孤立感や「生きづらさ」が増していることを指摘。若者の居場所の必要性を踏まえ、学習支援からはじめた同ネットワークの活動が、中間的な働く場へと発展しているとの報告がありました。今年度からは、武蔵野市の委託を受け吉祥寺での新たな居場所作りに取り組んでいることも紹介されました。

東京大学大学院の研究生からは、ネットルームやネットカフェなどの深夜の「滞在・宿泊先」が吉祥寺にも増え、多くの人がそこで過ごしている実態が伝えられました。

会場には、若者やホームレスなどの支援に取り組んでいる方々やコミュニティ活動に携わっておられる方々、超党派の市議会議員、行政関係の方々など、様々な立場からの参加があり、予定時間をオーバーして熱心な質疑が続けられました。

地域の中で、若者や子どもたちへの支援のネットワークを作っていくことの必要性が共有された講演会になりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

とても専門的なことまで議論が及ぶこともあり、私自身まだ十分にこなれていない点もありますが、復習ししっかり頭に入れておきたいと思います。

そして、何よりこれからの若者や子どもたちの支援のネットワーク作りに活かしていきます。

ご参加いただいた皆様、お忙しい中お時間を作っていただいた講師の方々、ほんとうにありがとうございました。