決算委員会報告第2弾です。

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エリアマネジメント(地域まちづくり)の必要性について。

そのための体制整備について

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【山本委員】 それから、もう1点、大きなところで、前から僕がしつこく言っているエリアマネジメントという問題を提案させていただきたいと思います。例えば、わかりやすくするために小さい話をしますと、緑町一番街はわかりますか。最近、歩いたことはありますか。最近、おかしなことというか、ある意味、大変なことになっている。シャッター街になり、建てかえたらアパートができみたいな感じに一部なってしまっていて、ああ、もったいないなと僕は思っています。グリーンパーク商店街なども、多分似たようなことだと思っています。ハードの面でのまちづくりのいろいろな制約も当然あるのでしょうし、物理的なこともあるのでしょうが、例えば隣に団地も控えており、周辺の住宅地との関係で言うと、これまでは地域の人の集まる場所、商店街としてあったわけです。もとへ戻すということはできないと思うのですが、例えば地域包括ケアという観点から、隣に高齢者総合センターもあるわけですから、もう少し地域の居場所的なもの、地域の人たちがあそこを何らかの形で使い続け、そういうところからもう少し生かせないかとか。それから、子どもたちの居場所として、もう少し何とかならないのか。

例えばあそこの南の端っこに、近くの学校の子どもたちが放課後になると来る場所が新しくできています。あれ、外から見ると、子どもたちが放課後になるとランドセルをしょってきて、すごいいい感じなのですけれども、そういうふうに一つの場所ということを考えたときに、多分今、全く放置しているのだと思うのですけれども、あの中には大学もかかわっている小さなスペースがあって、そこもこれから先どうしようかという悩みどころに来ているわけです。だから、商業、福祉、子育て、それからまちづくり、この辺を総合的に考えて、場所としてもうちょっと地域のために何とかならないかということは誰か考えていただいているのでしょうか。

 

【邑上市長】  エリアマネジメントの一つの例という形での御質問かと思います。一番街について言えば、50年前に生まれたわけでございまして、私の子どものころは大変にぎわっていた商店街でありますし、私の友人の親御さんの店もいっぱいあったところであります。それを継いで、何人かまだ残っておりますけれども、課題としては、商売を継続できなくなって、やがて閉じてしまって、そのままのところもあれば、住宅として建てかえたということもあって、かつての商店街としての体をなしていない状況になっております。地元の商店会長とはよく話をするのですが、それについては大変悩んでおるということで、一生懸命束ねていろいろなイベントもしようということを言っても、皆さんがそこまではなかなかできないよということで、余り前向きになっていないというのが現状でありました。

中央地区商店連合会の皆さん方の支援をいただきながら、むチューラウンジでしたか、名前は定かではございませんが、中ほどの毛糸屋さんだったと思いますが、その店舗をお借りして、子どもたちの居場所という形でスタートしております。しかも、その運営をいただいているのが武蔵美の学生の皆様方でありまして、定期的な話ではございますけれども、現状では子どもたちの居場所的なところ、工作の指導とか絵の指導ということもしていただけるような、一つの拠点になってきたのではないかなと思いますが、それがなかなか広がっていかないという悩みがございます。一番街商店街の南にNPOさんが出ておりますので、そのNPOさんとの連携とかももう少しやったらどうかという話もさしあげて、今はNPOの代表の方といろいろ連携をとって、例えば写真展なりパネル展示なり、そういう事業も始められていると聞いておりますし、また周辺のオープンスペース、高齢者総合センターの周辺の部分を使っていろいろなイベントをやる際には、そのNPOさんとむチューラウンジと連携してイベントをしようということで、何回か計画をつくられているようなことだと思っています。

ただ、それもまだまだイベントでしかないのですね。だから、まちづくりにはまだまだつながっていないですが、そういう姿を見ていただいて、そこに権利をお持ちの、あるいはお住まいのかつて商売をやられた方が前向きにそこでの事業展開を考えていただければいいのではないかなと思っていまして、それに向けたさまざまな啓発事業というか、そういう取り組みを進めつつあるところでございます。なかなか難しい課題ではありますけれども、あそこの活性化に何とかつなげていきたいと考えております。

 

【山本委員】  活性化ですが、僕は昔のにぎわいを取り戻すということではなくて、あるいは単純に商業の活性化ということでもなくて、もちろん趣旨もそうなのでしょうけれども、これからああいう場所がどういうふうに生きていくのか、生かされていくのかということについて、市政全般にわたる観点からもう一回練り直す作業をどこかでやってほしいのです。それは、すきっぷ通りの問題も、東京都から管理権をもらうことになって、近い将来、市がやることになるわけですけれども、その後、それをどうしていくのかとか。それから、吉祥寺のハモニカとか、今、問題になっている南口とか、商店街の更新の問題とか、いろいろなことがあると思います。境で言うと広場も完成したし、吉祥寺の南北通路もできたし、いわゆるハード的な面については一段落しつつある中で、今後、地域包括ケアの新しい展開に出ていく、子育てについても地域の中で支えていくということを考えていかなければいけない。その辺も全部考えて、もう少し知恵を出し、これまでの縦割りの枠を越えて、お金も多少融通して動かせるような、そういう仕組みというか、それを市の中につくるべきなのではないかと僕は思うのです。

それは、例えば総合政策部の中に置くという手もあるし、逆に言うと、まちづくりの担当のほうにそういうことを担っていただく、都市整備部の中にという手もあると思っています。ちょっと難しいことかもしれませんけれども、そういう作業をどこかでやるという流れをそろそろつくっていただいて、平仮名のまちづくりということについて本当に知恵を出し、あるいは知恵を民間からもいただきながら、必要なお金の出し方をしていく、必要な連携をとっていくということをもう少し上手に転がせないものか。これは、3駅圏、それぞれのところで全部課題は違うけれども、そういうところがあると思っているのですが、その辺について流れをつくっていただけないかというお願いです。

 

【邑上市長】  大変参考となる意見ではないかなと思いますが、行政の組織ですと、そういう組織がなかなか難しい状況にもあります。例えば中間組織として、他都市で申しますとまちづくりセンター的なところがあって、ハードもソフトも専門家を備えたような組織があると、割と融通がきく取り組みというのですか、そういう可能性もありますので、そういう組織にお願いしていく。今、想定されるのは、例えば開発公社にもう少し柔らかい対応をしていただけるとか、そういうことも含めて考えていいのではないかと思っております。確かに総合的な視点で行わなければまちづくりはできないと思っておりますので、その体制については大いに検討していきたいと思っています。