これからのこと

武蔵野市では、今年度から「若者サポート事業」として吉祥寺図書館の一室で引きこもりなどの若者の交流や学習支援を始めています。孤立しがちな若者の支援を市が始めたことは大切なことです。少しずつこの事業が広がっていくことを期待します。

また生活困窮者自立支援法にもとづいて、全国の自治体には生活や仕事に困っている方などの総合的な相談に応じ、必要なサポートへとつなげていく窓口の開設などが求められています。

生活や仕事の課題を抱えている方の中には、就職活動の支援だけではない様々なサポートを必要とする方たちがたくさんいます。この法律の趣旨を踏まえ、市の態勢を整えることがまず大切です。それぞれの自治体が、若い世代の抱える困難をそれぞれ個人の責任のみに帰するのではなく社会の抱える問題としてとらえ、できるところから取り組みを始めていかねばならない時代になりました。

同時にそれは、地域の市民の役割でもあります。一人ひとりが地域社会から孤立したり排除されたりしないネットワークを形成し、少しでも働いてみる体験をする職場を提供するとか、気軽に立ち寄れるたまり場をつくるとか、商店街や地元企業のできることもあるはずです。そんな温かい地域社会の形成が望まれます。まずは地域のちょっとした催しに参加するところからきっかけができることもあるのです。

もちろん、派遣労働の拡大やパート・アルバイト雇用の常態化など働く人たちの環境の悪化は政治全体の責任です。残念ながら今の政府は立場の弱い人々のことは置き去りにしています。この政治のあり方を変えていくこともとても大切なことだと考えています。

それぞれできることを着実に進めていきましょう。みなさまのご意見をお寄せいただき、お力をお貸しいただきますようお願い致します。